2008/4/12

758:気になる木  

 「世界ふしぎ発見」・・・トップ賞をとるのは大概黒柳徹子である。坂東英二がその次あたり。野々村真は奇抜で思わず笑ってしまう迷回答を連発するのでテレビ的にははずせない回答者である。

 現在はその3名に、毎回2名のゲスト回答者が加わり番組は進行する。その司会は草野仁。この布陣は最初から変わっていないはず。その放送回数は1,000回を超え、今日で1,048回。まさに長寿番組である。

 この番組の合間のCMで流れる「この〜木、なんの木、気になる木〜」と歌われるフレーズは妙に頭に残るメロディであるが、この番組は今でも日立の単独提供である。「この〜木、なんの木」のCMで登場する大きな木は、ハワイ オアフ島のモンキーポッドという種類の木である。

 かなり古い話しであるが、一時「気になる木」として他の木が使われた時期もあった。しかし、最初に使われた木のインパクトが強かったせいか、結局最初に使われた木が復活し、そのまま現在まで継続している。あの見事な扇型の枝の茂り具合は、一度見ると目に焼きついてしまい、CMソングのメロディーとともに記憶に強く残る。

 一度強く印象に残ったものというのは、その代替物が新たに登場した場合多くの場合拒否反応を招く。クラシックの演奏でもその傾向は強い。とある演奏者の演奏で感動して、強く印象に残った曲は、その同じ曲をその後に別の演奏者の演奏を聴くと、どうもしっくりとこないということが多いのである。

 その曲に関しては最初に聴いた演奏のテンポや音色が脳裏に焼きついてしまい、その後に聴く演奏では、その差異のほうに注意がいってしまう。もちろん、その後に聴いた演奏の方がしっくりくるという例もないではないが、数としては少ない。

 車のマイナーチェンジやモデルチェンジでも結構そういう傾向がある。「これは良い」と思った車のデザインなどが、マイナーチェンジで手が加えられたりすると「何でこうするかな〜」というつぶやきが漏れてしまうことが多いのである。

 AUDI A4はつい最近フルモデルチェンジされた。これは全くの新モデルなので、単純に「良くなった・・・」と思えたのであるが、その数年前のマイナーチェンジでは、「えっ、こうしちゃうの!」といった感じで、多少怒りを覚えた。マイナーチェンジとはいえ、相当手が加えられ全然違った印象の車になってしまったのである。マイナーチェンジ前のデザインが気に入っていただけに残念であった。

 やはり最初に気に入ったものというのは贔屓したくなるもの。日立の「気になる木」ではないが、何かしら新たなものが出てくると「もとに戻せ!」といった要望が心の中で起こってくるものなのであろう。



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