2008/4/19

765:猿渡教頭  

 「ごくせん」が大人気。我が家の子供達もテレビの前で釘付けである。猿渡教頭の顔芸は笑える。もちろん仲間由紀恵演じる山口久美子がこのテレビドラマのメインキャラクターではあるが、猿渡教頭というキャラクターがあってこそ映えるメインキャラとも言える。このコンビなかなか笑わせてくれる。

 対照的なキャラクターが側にあると、その各々の個性が引き立つのであろうか?我が家のメインルームには、LINN LP-12+ZYXとXERXES 20+HELIKONという対照的なキャラクターが存在する。この両者ヤンクミと沢渡教頭のようにお互いを引き立てあっているのかもしれない。

 LINNのEKOSはアームの高さ調整や針圧、そしてインサイドフォースキャンセラーの調整はROKSANのARTEMIZよりもはるかにやり易い。いやむしろ、これが当たり前で、ARTEMIZがアナログ過ぎるのかもしれない。

 EKOSは、針圧とインサイドフォースキャンセラーはダイヤルを回すことにより調整できる。これは楽である。唯一アームの高さ調整はかなりアナログ。六角レンチで一箇所のネジを緩めると、すとんっとアームは下に落ちる。

 その落ちたアームを一旦引き上げて、すこしづつ下げていく。横目でその下がり具合をアームベースの上にできるスペースの空き具合を見ながら、確認する。「そしてこのへんかな・・・」といったところでネジを締めるのであるが、しっかり手でその位置を確保しておかないとネジを締める際にその締める力でさらにアーム位置が下がってしまう。

 そして、音を聴いてまたアーム高さ調整をするといった具合である。ARTEMIZの場合には、これよりもさらに煩雑な手順が必要になるので、EKOSはユーザーフレンドリーな印象を受ける。しかし、目盛りが付いているわけでもなく空きスペースの具合を目勘定で計るだけである。

 最近最もよく聴いているレコードは「Michel Corrette,Ballet des Ages」Charlin CL-24である。最近ヤフオクで手に入れたレコードである。何故か妙に惹かれるレコードである。今日の午前中はこのレコードを使ってLINN LP-12の微調整をしてみた。

 しかし、一発で「これだ!」と決まることはない。ああでもないこうでもないとやっているうちに家族サービスタイムになり、午後は家族で出かけた。

 明日は久々のテニスである。しかも所属しているテニスサークルの合宿。昨年はテニスの合宿ではりきってしまい、疲労困憊のうえ、その後帯状疱疹になるという惨状を招いた。基礎体力がすっかり落ちてしまっているのを嫌がうえでも認識せざる得なかった。なので明日と明後日は、相当手を抜いてテニスをしなければ・・・・(明日は記事の更新はお休み、帯状疱疹になっていなかったら明後日更新する予定です) 

2008/4/18

764:Motor Magazine  

 何歳になっても歯医者さんは怖い。あの独特の甲高い音で高速回転するドリルのような器具で歯を削られることを想像すると、多少のことではほっておきたくなる。しかし、切羽詰ってくるとそうも言っていられない。

 今日は切羽詰った状況に陥ってしまったため、泣く泣く歯科医院に行ってきた。待合室にいる間は余裕であったのであるが、歯科ユニットにすわり、背もたれが電動で倒されると、胃がキュッと縮むような感じとなった。

 そして削ったり、消毒したり、詰め物をしたりとひととおりの治療を受けたのであるが、その間肘掛をつかむ手にはやはり力が入ったままであった。どうにかあと2回ほどの治療で完了するようである。まあ、たいしたことでなくてよかった。

 歯科医院の待合室で待っている間、側に置いてあった「Motor Magazine 5月号」をパラパラ見ていた。最初の試乗記事は「Jaguar XF」であった。

 「Jaguarって、随分イメージが変わってしまったな・・・」というのが第一印象。モダンでスポーティー、ぐっと現代的に変身した。写真を眺めながら「でも・・・ジャガーらしさが・・・」「サイドとリアのデザインはなかなかだけど、このフロントデザインは疑問だ」と心のつぶやきがもれてくる。

 ハード的には相当よくできた車のようである。しかしこの劇的な変身振りに従来のJaguarファンはついていけるのであろうか?若干疑問である。

 続いての試乗記事は「Citroen C5」。こちらはフロントマスクは、ここ最近のシトロエンフェース。独特の質感で好き嫌いは分かれるはずであるが、個性的なフロントマスクである。
 
 少し、意外だったのはリアである。「これはどう見てもBMWのパクリ・・・若干それにAUDI風の味付けを加えているが・・・」「ここまで露骨に真似ていいのであろうか・・・」とやはり心の中でつぶやいてしまった。

 フランス人は、個性的であることを良しとし、オジリナリティーを尊重する国民性を有していると思っていたので、このリアデザインは意外であった。その結果リアはドイツ車風にまとまりの良いデザインとなっているのであるが、フランス車独特の「毒」がないような気がした。

 フランスといえば、わが家のレコードコレクション(コレクションというほど枚数はないのであるが)には、フランスのレコードが増えつつある。フランス人は音に対して鋭敏な感覚を持っている人間が多いのか否かは不明であるが、音の佇まいの良いレコードが多いような気がするのである。

2008/4/17

763:DMMは音が良い?  

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 レコードジャケットの右上にはDMMと大きく書かれた金色のシールが貼られている。そのシールをよく見てみると、「TELDEC TECHNOLOGY 」「DIRECT METAL MASTERING 」「TELDEC QUALITY」と小さな文字が並んでいる。

 DMMは、テルデック社が開発したカッティング方式で、メタル原盤に直接カッティングする方式のことである。詳しいことはよくは分からないのであるが、当時としては画期的な新技術であったようである。

 そして、大事なことはこのDMMでレコードを作製すると高音質になるということである。DMM方式による利点としては、バックグランドノイズの減少、ゴーストの除去、トランジェント特性の向上が謳われている。

 まあ、なにわともあれ音が良さそうである。今日はこのTELEFUNKENのDAS ALTE WERKシリーズの1枚をLINN LP-12のターンテーブルにのせた。そしてアームリフターを降ろすと、ゆっくりととアームが下がってくる。

 そして、音が出る。冒頭の音を聴いて鮮度感の高さが印象的であった。「やっぱりDMM方式は音質的に良いようである。」と思った瞬間、音が飛んだ。「あれ!」と思ったらまた飛んだ。

 「傷かな・・・」と思い、レコード盤を眺めようと思った瞬間・・・「ボ・ボ・ボ・ボ・ボ〜」と針が連続飛びを起こした。あわててアームを上げる。一瞬何が起こったのか分からず呆然とする。

 昨日までなんでもなかったのに・・・どうしたのであろうか?そのレコードをXERXES 20にのせて、恐る恐る針を降ろしてみる。こちらはなんともない。もう一度LP-12で試してみると、同様に針飛びが起きる。

 そこで昨日聴いていたレコードを持ってきてLP-12でかけてみると、全く問題ない。「おや・・・?」そしてもしやと思い、別のDMM方式のレコードを持ってきた。そしてLP-12でかけると、エド・はるみのネタの最後の「ゴーーーーーーーーーーっ!」を思わせるような連続針飛びが起きた。

 「げっげっ・・・DMMって音が良いのか知らないが、LP-12ではかからない・・・?」こちらのレコードもXERXES 20では全く問題なくかかる。「どうなってるんだろ?」とにかく、LP-12を購入したSOUND CREATEの花木さんにTELしてみた。一度見に来てくれるとのことであった。

 まあ、DMMは私の数少ないレコードコレクションにあっては10枚にも満たないはず。大勢には影響ないとは言え、少々気になる。まあ、若干の調整でかかるようになるのであればありがたいところ・・・

2008/4/16

762:ラーメン二郎  

 「ラーメン二郎」はチェーン店なのであろうか?いくつかの街でみかけたことがあるが、今日はひばりヶ丘駅のそばの「ラーメン二郎」に入った。この駅のそばには顧問先が2件あり、このラーメン店の前を何度か通り過ぎたのであるが、いつも行列ができていて、気になっていたのである。

 しかし、行列に並んで食べるほどのラーメン通でもないので、今までは「行列がないときがあったら入ってみるか・・・」と思い、通り過ぎていたのである。

 今日はたまたま時間帯が少しお昼時からずれていたおかげで、一つ二つ空席がある状態であった。というわけで「ここは試しに・・・」と入ってみた。券売機で600円のラーメンを選ぶ。店はカウンターのみであるが、14,5名は入れるくらいの広さであった。

 そして出てきたラーメンを見てびっくり。大盛りを頼んだわけではないのに、もの凄い盛り。キャベツなどの野菜がてんこ盛り。さらに刻んだニンニクもごそっと入っている。スープは濃厚な味わい。結構こってりしている。

 やや太めの麺が濃厚なスープに絡み美味しい。ニンニクの旨味や香ばしさがさらにその旨味を引き立てる。「なるほど・・・行列ができるのも納得の味である」

 しかし、その食べても食べても減らないかにみえるボリュームには、後半やや辛くなってしまった。後から来た常連らしき人は「麺少なめに・・・」と注文していた。また別な人は「野菜なしで・・・」と注文していた。次回くるときがあったら、そのいずれかの注文にしないと、胃が悲鳴を上げそうである。

 このひばりヶ丘の「ラーメン二郎」は、相当な空腹時でないと完食は結構てこずる。どうにかこうにか、ほぼ食べ終えたが、この量ではかなり胃にもたれる。30代前半までなら楽勝であったかもしれないが、この年ではこの量とこってりさ加減では少し辛いかも・・・

 新陳代謝が落ちた40代の体には、この「ラーメン二郎」のラーメンは少しカロリーオーバーのはず。そこでというわけではなのであるが、今晩はゴルフの練習場で150球打ち込んだ。

 現在取り組んでいるのは、右腕のひじと右わき腹の位置関係をアドレス時から極力変えずにスウィングするということ。これが上手くいくと方向性が安定してくる。この方法だとスウィングがコンパクトになるので、若干飛距離は落ちるかもしれないが、方向性のバラツキは少し抑えられはず。

 ティーショットのOBからスコアもリズムも崩すことが多いので、飛距離よりも方向性の安定が私の課題である。そのためには、右ひじと右わき腹の連動関係を維持し、利き腕であり力みの主要因である右腕が体と同調するスウィングを心がけることが必要なはずである。この「堅実スウィング」で80台連発といきたいところである。

2008/4/15

761:バーバラ・ボニー  

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 今日はめずらしく2階のリスニングルームで多くの時間を過した。現在SOLIDSTEELのラックは、左半分がオーディオ用、右半分はミニカーの展示スペースとなっている。左側のオーディオスペースは、上からEmm Labs CDSD、Emm Labs DCC2、SDO5の順で設置されている。

 CDSDとDCC2は付属のSTリンクケーブルで接続。DCC2とSD05はZU CABLE製のRCAケーブルで接続している。DCC2はプリアンプとしても使用しており、ボリュームはDCC2のもので調整している。

 なのでSD05はボリュームをちょうど12時の位置で固定しており、パワーアンプとしての使用となる。以前はDCC2のプリアンプ回路を通さない固定出力からSD05に接続し、SD05のボリュームを使用していたのであるが、今はこの方法で落ち着いている。どちらの接続方法が良いのかは、一長一短なところがあるので一概には決められないのであるが、こちらの方が落ち着いた感じがするので、こちらを選択している。

 つまり、今はCDトランスポート、DAコンバーター兼プリアンプ、パワーアンプの3点構成の駆動系システムである。

今日何度も聴いていたCDはこれ・・・
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 先日ゴローさんお宅で聴かせていただいてとても印象的だったバーバラ・ボニーのCDである。特に15曲目のリヒャルト・シュトラウスの「明日には!」がお気に入り。これは愛聴盤になりそうである。

 このCDを聴きながらスピーカーの微調整も行った。結果としてスピーカーベースのスパイクははずし床に直に設置。その結果仰角もなくなった。また内振りは少し強くなり、ネットはつけた状態に。これでソプラノの声がより自然な質感に・・・短時間であったのでまだまだ完了とはいかないが、自然な深みがより出るようまたトライしてみたい。

2008/4/14

760:Michel Corrette  

 Michel Corretteはフランスのオルガニストであり作曲家であった。レコードのジャケットには1709〜1795と記載されているので、86歳で死亡したようである。その当時としては相当な長寿であったのでないか。

 今日、フランスのシャルランレコードが2枚届いた。そのうち、Michel Corretteの曲が入った方のレコードを聴いてみた。先日読んだ山口克巳著「LPレコード再発見」のなかで「これまで聴いたレコードで、最も個性的なものをあげろといわれたら、躊躇なくシャルランレコードを挙げる。」と紹介されていた。なので、どんな音が出てくるのか、固唾を呑む感じでレコードに針を降ろした。

 ワンポイント的なマイクセッティングで録られているようで、非常に音場表現が優れている。確かにバイオリンの高域は角を丸めることなく、シャキッとでてくる。また低弦楽器も弾力感ある量感に溢れていて魅力的である。

 確かに個性的ではあるが、嫌な感じはしない。むしろ好きである。好悪がはっきりとするタイプのレコードと評されていたが、私の耳との相性は良かったようである。フランスのレーベルであるのでコレット以外にもクープラン、ラモー、フォーレなどのレコード多いようであるが、有名どころのシンフォニーやコンチェルトは、このレーベルには見当たらない。そのへんにもアンドレ・シャルランのこだわりが感じられる。

 最初はLP-12+ZYXで聴いてみた。破綻なくその音楽の全貌を描いてくれる。弦の音の鋭さは耳を突くほどではなく、空間表現も豊かで、瑞々しい印象がある。ZYXは時間の経過とともに新品状態を少しづつ脱してきたのか、音の厚みが若干アップしたような気がする。

 やはり、こういった古い時代の音楽はLP-12+ZYXが得意なのかな、と思ったのであるが、XERXES20+HELIKONでも聴いてみた。

 すると、どうであろう、音の持つエネルギー感が一回りパワーアップ。音楽の躍動感が活き良く感じられる。活け造りの鮮魚がまな板の上で跳ね回っているような感じであろうか。

 その様はある意味隠し立てするところのないダイレクトさにあふれていて、人によっては水槽のなかでゆったりと泳いでいる魚を硝子越しに眺める感じのLP-12+ZYXのほうが好みに合うと思われるが、この間近で跳ね回る感じも「お〜っと」という感じで好きなのである。

2008/4/13

759:深いみのある自然な質感  

 バーバラ・ボニーの自然で深みのある歌声が流れてきたとき、全く違和感のない人間の声の質感に少なからず驚いた。「う〜ん、浸透力がある、というか音にひっかかりが全くないのですっと入ってくるというべきか・・・」よくオーディオ誌で「音に浸透力がある」という表現を眼にすることがあるが、それを今日ははっきりとこういう音の質感を言うのだろうなと思い至った。

 今日は、pontaさんと一緒にゴローさんのお宅を訪問した。部屋の広さは16畳ほどであろうか、ゆったりとした皮のソファーに腰掛けて、部屋にしっくりと馴染んだ感のあるオーディオ機器を眺めていると、なんだかほっとする心地よさを感じた。そして最初に聴かせていただいたバーバラ・ボニーのリヒャルト・シュトラウスの歌曲にすっかり魅了された。

 ゴローさんは「このB&W 802Dも3年が経過して、ようやく人の声が自然に出てくるようになってきた」とおっしゃられていたが、バーバラ・ボニーの声の透明感だけでなく、ふくよかさや柔らかさも併せて表出する見事な音色である。

 「スピーカーは育てるもの」というのがゴローさんの持論である。その期間は数ケ月ではなく、年単位で考えるものなのかもしれない。私のHRS-120 CARBONも2年と数ケ月が経過したが、「まだまだ育て方が足りない・・・あるいは間違っているのか・・・」と少々反省モードに陥ってしまう。

 その後は、2チャンネルとマルチチャンネルを様々な曲で聴かせていただいたのであるが、マルチチャンネルの可能性の大きさというものにも改めて気付くこともできた。スーピーカーの数が増えたことにより1本のスピーカーにかかる負荷が軽くなり、スピーカの美味しいところのみを使って十分な音量が得られる。そのため、余裕があるのにダイナミックな再現ができるという印象を受ける。

 ストレスフリーな音の出方が、音楽をより伸びやかに再現してくれる。マルチチャンネルで聴いたギルバート・キャプラン指揮のマーラー第2番は、素晴らしかった。2チャンネルでも魅力的な演奏であるが、マルチチャンネルだとより広がり感のあるスペクタルさが上手く出てくる。まさに「マルチチャンネルの愉悦」を堪能することができた。

 さらに、マルチチャンネルで聴いた「アフロ・ブルー 」M.Sasaji & L.A.Allstarsも印象的であった。その演奏は「リアルだ・・・」というつぶやきが絶え間なくもれ出でる程ストレスなく伸びやかである。無理して頑張っているという背伸び感がなく、余力すら感じさせる。

 ゴローさんのお宅を訪問するのは2回目である。前回お邪魔したのは1年半ほど前であったはず。この間の時間の経過によりスピーカーのエージングが完全に完了し、より自然で深みのある音色になったような気がする。その響きに暖かみやまろやかさがさらに加わった。一緒にお伺いしたpontaさんも感心しきりであった。

 この深みのある自然な質感は、我が家のリスニングルームでは、ガックリくるくらいまだまだなレベルである。どうしても底が浅く感じられる。もっと時間をかけて育てていくしかないのであろう。

2008/4/12

758:気になる木  

 「世界ふしぎ発見」・・・トップ賞をとるのは大概黒柳徹子である。坂東英二がその次あたり。野々村真は奇抜で思わず笑ってしまう迷回答を連発するのでテレビ的にははずせない回答者である。

 現在はその3名に、毎回2名のゲスト回答者が加わり番組は進行する。その司会は草野仁。この布陣は最初から変わっていないはず。その放送回数は1,000回を超え、今日で1,048回。まさに長寿番組である。

 この番組の合間のCMで流れる「この〜木、なんの木、気になる木〜」と歌われるフレーズは妙に頭に残るメロディであるが、この番組は今でも日立の単独提供である。「この〜木、なんの木」のCMで登場する大きな木は、ハワイ オアフ島のモンキーポッドという種類の木である。

 かなり古い話しであるが、一時「気になる木」として他の木が使われた時期もあった。しかし、最初に使われた木のインパクトが強かったせいか、結局最初に使われた木が復活し、そのまま現在まで継続している。あの見事な扇型の枝の茂り具合は、一度見ると目に焼きついてしまい、CMソングのメロディーとともに記憶に強く残る。

 一度強く印象に残ったものというのは、その代替物が新たに登場した場合多くの場合拒否反応を招く。クラシックの演奏でもその傾向は強い。とある演奏者の演奏で感動して、強く印象に残った曲は、その同じ曲をその後に別の演奏者の演奏を聴くと、どうもしっくりとこないということが多いのである。

 その曲に関しては最初に聴いた演奏のテンポや音色が脳裏に焼きついてしまい、その後に聴く演奏では、その差異のほうに注意がいってしまう。もちろん、その後に聴いた演奏の方がしっくりくるという例もないではないが、数としては少ない。

 車のマイナーチェンジやモデルチェンジでも結構そういう傾向がある。「これは良い」と思った車のデザインなどが、マイナーチェンジで手が加えられたりすると「何でこうするかな〜」というつぶやきが漏れてしまうことが多いのである。

 AUDI A4はつい最近フルモデルチェンジされた。これは全くの新モデルなので、単純に「良くなった・・・」と思えたのであるが、その数年前のマイナーチェンジでは、「えっ、こうしちゃうの!」といった感じで、多少怒りを覚えた。マイナーチェンジとはいえ、相当手が加えられ全然違った印象の車になってしまったのである。マイナーチェンジ前のデザインが気に入っていただけに残念であった。

 やはり最初に気に入ったものというのは贔屓したくなるもの。日立の「気になる木」ではないが、何かしら新たなものが出てくると「もとに戻せ!」といった要望が心の中で起こってくるものなのであろう。

2008/4/11

757:葉桜  

 桜は既に大半が散り、葉桜になってしまった。芽吹いたばかりの新しい桜の葉は、若干赤みがかっている。その色合いとまだ少し残っている桜の花びらとが微妙に溶け合い、おぼろげな雰囲気を醸し出している。

 満開時の桜のように華やかさはない。また、見上げてうっとりする人もあまりいない。もちろんその下で弁当を広げる家族連れもいない。が、そのどっちつかず的な微妙な色合いのバランスは、結構魅力的でもある。

 今日は金曜日、昨日の雨とうって変わって素晴らしい晴天。仕事するのがもったいないくらいにうららかな日中であった。こういった平日の昼下がりに、誰もいない葉桜の下でぼんやり過すなんて、最高に贅沢のような気がする。

 満開の桜の下で多くの人に混じっての花見も良いものではあるが、もうほとんど顧みられることのなくなった葉桜の下で、しかも平日の昼下がりに、そのぼんやりとした色合いを眺めるでもなく眺めるわずかばかりの時間は癒しの効果があるようである。

 『葉ざくらや人に知られぬ昼あそび』   永井荷風

 こんな葉桜の季節には、LINNのLP12でアナログを聴くのがピッタリである。聴くレコードはいわゆる高音質録音盤ではなく、もっと素朴な音のものがいい。チェコスロバキアのレコードレーベルSUPRAPHONなんてどうであろう。

 手元にあるのは、モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ VIOLIN:PETER MESSIEREUR PIANO:JARMILA KOZDERKOVA。このレコードのA面に入っているヘ長調 K377の第3楽章などは、葉桜の季節に凄く合う。

 バイオリンもピアノもSUPRAPHONのその音は、輝かしい華やかさとは対極的な位置にある。表面的な押し出しの強さは全くないのであるが、奥床しいたおやかさがある。「どうだっ!」的な音の良さはないが、しみじみ聴き入ってしまう魅力がこのレコードにはあるようである。

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2008/4/10

756:1/43ミニカー  

 今日は夕方に中野駅の北口にある顧問先の会社を訪問した。そして、その帰り道中野ブロードウェイに寄った。ここはなんともいえず猥雑で退廃的な雰囲気が漂っている。あまり綺麗とはいえない小さな店がならんでいる。そしてオタク系の商品をそろえている店が多く入っているのがここの特徴。

 当然店のなかやフロアにたむろしている人々の雰囲気はオタク系である。グレイな色調を思わせるものがある。華やかさやエネルギッシュな感じは微塵もなく、どこかくすんでエネルギーが内向きに集約されている。

 ここにはオーディオの中古ショップもある。在庫数は少ないが、ひやかし気味に覗いてみた。ジェフロランドのプリアンプやdCSのDAコンバーターなどハイエンドの在庫も少しばかり置いてあった。

 しかし、中古オーディオが目的ではない。今日はミニカーが目的であった。「ミニカー、我ながら相当オタク系である・・・」実は1/43のミニカーを少しばかり集めているのである。けっしてコレクターというほどではない。部屋のインテリアとして飾ったりしているのである。ディープな世界に浸っているわけではない。

 今日手に入れたのはAUDI A6である。AVANTではなく、オーソドックスなSEDAN。私も10年ほど前に乗っていた車である。色も同じ紺色。

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 現在のAUDIはシングルフレームグリルがデザイン上のアイデンティティーとなっているが、この当時はダブルグリルがデザイン上のポイントであった。このほうが数倍良いと今でも思っているのであるが、AUDIがシングルフレームグリルを止める気配はない。そしてこの先代A6のデザインで一番すきなのはリアである。

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 この丸みのあるお尻がたまらない。思わずなでなでしたくなる。これだけ特徴的な形態でありながら全体と調和しているバランス感覚は見事である。

 数が少したまったら、2階のSOLIDSTEELの棚板が空いているので、そこに陳列しようかと思っている。AUDI BMW ALFAなどの車が並ぶ予定である。



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