2008/3/19

734:グレーメタリックのきのこ  

 グレーメタリックのきのこ・・・と呼びたくなるようなエラックの単体のスーパートィータ「4PI PLUS.2」が、AVALON DIAMONDの天板の上に乗っていた。美しい明るい木目とこのややSFチックな造形のスーパートィータとの見た目的な相性ははっきりいって良くない。

 思いがけない光景であったので、「あれっ!」といった感じで島田さんの顔を見たら、「最近中古で入ったんで、試しているところです。」との返事であった。今日は、草加市のクライアントを訪問する予定が入っていたので、先日発注したSYMPOSIUMのボードの代金の支払いがてら、そのクライアントのすぐ側にあるDear Audioをほんの少しの間訪問した。

 そのグレーメタリックのきのこを見て、ぜひともその効果の程を確認したく、少しの間試聴位置の椅子に腰掛けさせてもらって、少々検証してみた。実はこの「4PI PLUS.2」、自宅で一度試したことがある。しかし、残念ながらHRS-120 CARBONは、いわゆる天板にあたる部分がDDDユニットの一部となっており、一般的なスピーカーの天板とは根本的に違う。そこに重量のあるものを乗せるとDDDユニットの音に相当な影響を与えてしまうのである。

 なので、「4PI PLUS.2」の効果よりも天板にものを乗せた悪影響の方が大きく、ちゃんとした検証ができなかったのである。残念ながらHRS-120 CARBONの場合、物理的に他には「4PI PLUS.2」を乗せる場所がなかったのである。

 さて、見た目的には相性が良くない「DIAMOND」と「4PI PLUS.2」であるが、音的にはなかなか良いペアであった。「DIAMOND」のみでは極めてオーソドックスなバランス、特に過不足を感じない。空間提示や楽器の定位がとてもしっかりしている。

 これに「4PI PLUS.2」を加えると、ホール感がよりはっきりと出る。音が上方へたなびく様が分かるようである。そして音色的にも華やかな優雅さが加わるようである。「4PI PLUS.2」のレベルは最小にし、関与度合いは最低限の設定が良かった。「DIAMOND」とほとんどかぶらないようにするのが使いこなしのコツのようである。

 このグレーメタリックのきのこは、なかなかの実力の持ち主のようであった。見た目的には、あの美しいスピーカーの天板には何も乗せたくないというのが正直な感想であるが、音を聴くと「そうとばかりも言っていられないな・・・」という気がしてくるのである。



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