2007/12/22

646:魅惑のLINN WORLD  

 統一感のある世界は美しい。特にその色彩やデザインなどのセンスが極めて高い場合、統一感の取れたその世界はまるで楽園のようにすら感じられる。

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 今日はLINN LP-12をはじめIKEMI、KAIRN、2250そしてESPEKというALL LINN SYSTEMをお使いのI氏のお宅にお邪魔させていただいた。そのリスニングルームは黒と茶色の色合いに統一された落ち着いた雰囲気に満たされており、リスニングポイントに腰を降ろすと気分が自然に音楽モードに入るようであった。

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 「美しい・・・」華美な美しさではけしてないが、見事な統一感である。LP-12はAndante Largoの専用のリジッド・テーブルにセッティングされ、その他のオーディオ機器は、クワドラ・スパイアのラックにしっかりと収まっている。

 音を聴く以前からその素晴らしさが伝わってくる。まずはIKEMIから・・・オペラのアリア集から数曲聴かせていただいた。「音楽への惹きこみ度合いが高い・・・」というのが第一印象。IKEMIは他のお宅でも聴かせていただいたことがあるが、オーディオの介在を強く感じることなく、音楽に浸れる音の質感である。

 「音楽への強力な誘いを感じさせる。その表情は上品で気品に満たされている。これがALL LINN SYSTEMの音か・・・」その音と音楽を聴きながらしばし沈思黙考状態に陥る。これ見よがしな凄みで攻めるのではなく、音楽の深みへ慎みをもって、しかしながら強力な魅力で引き込む力を持っている。

 そして送り手をLP-12に変更すると、その魅力度はさらにアップ。音の密度感が高まりギュッとした音の実体感がでてくる。Andante Largoのリジット・テーブルの効果もあるのか、楽器の存在感が増し、奥行き方向の空間把握や各楽器の旋律がより明瞭に耳に届く印象である。

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 今日はたっぷりと魅惑のLINN WORLDに浸らせていただいた。I氏邸のリスニングルームは、音楽の旨味成分が一杯詰まった整然とした楽園世界であった。



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