2007/12/17

641:品格バランス  

 先日GRFの部屋さんのお宅にお邪魔した時、アナログは真空式のフォノイコライザー兼プリアンプからSD05に接続されていた。そして真空管のプリアンプのボリュームとSD05のボリュームとのバランスでその音色を調整されていたのが印象的であった。

 二つの個性が混ざり合うことによってより深い味わいがでているような気がしたのである。この手法は上手く調整しないとどっちつかずというか個性の殺し合いになりかねないが、上手くいけば一皮向けた新たなステージが展開する可能性もあるような気がする。

 我が家のメインシステムのDAコンバーター、EMM Labs DCC2にはプリアンプ機能がついている。ボリューム調整もできるのである。しかし、従来はボリュームを通さない直通ラインでViola Cadenzaに接続していた。なんとなくダイレクト接続の方が音の鮮度が落ちないような気がしたのである。

 しかし、先日の真空管プリアンプとSD05の実例を目の当たりにして、DCC2のボリューム調整ラインを活用すると、DCC2のボリュームとCadenzaのボリュームのバランスにより両者の音への関与度合いを調整でき、そのことにより音にも当然変化があるはずと思いついた。

 これは手間もほとんどかからずに試せる。ただ接続しているXLRケーブルを一旦はずし、ほんの数センチ隣に移すだけでいいのである。そしてDCC2のボリュームとCadenzaのボリュームを連動させながら最良ポイントを探るのである。

 DCC2のボリュームを上げCadenzaのボリュームを普段の位置より下げると、より躍動的で勢いのある音となる。逆にDCC2のボリュームを低い位置にしてCadenzaのボリュームを普段よりも高めの位置にするとより客観的で懐の深さを感じさせる音になる。

 これは思いのほか大きな変化がある。「なかなか使える・・・」というのが正直な感想。結構奥が深いので、まだまだ最良バランスを探る旅は続きそうであるが、なかなか楽しい道中になりそうである。

 とりあえず今日のところはDCC2のボリュームを50にして、Cadenzaのボリュームはクラシックなら1時頃、ポピュラーなら12時頃のバランスが良かった。このCadenzaのボリューム位置は普段ダイレクト接続の場合に比べてかなり高めのポジションである。ということはCadenzaの音の対する関与度合いが相対的に高まったことになるのであろうか。一言で言うと「品格が出た」ということになる。あまり品格があるとは言えない私の言うことなので信用度合いは低いが・・・



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