2007/12/21

645:復活の狼煙  

 復活の狼煙が上がった。残念ながら盛大な狼煙ではなく、かすかに細くたなびく狼煙である。風が吹けば吹き飛ばされそうなほどではあるが、風がなければ細く長くスルスルとあがっていく灰色の一筋である。

 今日は東京国際カントリークラブで行われた経営者の勉強会主催のゴルフ・コンペに参加した。東京国際カントリークラブはOUTもINもでだしのミドルが400ヤード超で長い。パーオンする可能性はかなり低い。ボギーで良しとしなければならないホールである。今日はそのいずれもボギーでやり過ごした。

 そして、18ホール中8つのホールでパーをとるなどショットの精度は少しばかり上がったようである。しかし、二つのホールでOBが絡んで大たたき。どうにかこうにか80台では回れたが、パーを8個取れたなら、80台前半で回りたいところ。

 スコアはそこそこといったところであったが、「左手のさばき」に意識を集中した今日のショットにはかなり良い手ごたえを感じることができた。左手の小指を使った切りかえしをダウンスィングの始点として重力に逆らわない感じでスムーズにスウィングできた時は、気持ちの良いナイスショットになったのである。

 このままこの切りかえしを自分のものにすればショットの安定性が飛躍的に向上するような気がする。多少であるがかすかな光明が見えた今日のゴルフであった。

 TARA LABS・・・まったく聞いたことのケーブルメーカーである。数日前PSD T3のバイワイヤリング接続を検証した結果かなり良い印象を受けたので、現在使用しているSUPRAの切り売りケーブルをもう1セット買ってバイワイヤ接続しようと思った。しかし、SD05はスピーカー出力端子が1組しかない。なので切り売りケーブルを2セット押し込むというのは、見た目的にはいまひとつである。

 そこでヤフオクで探してみたところ、手頃な値段でバイワイヤリング用にバナナプラグで端末処理されたTARA LABSというメーカーのケーブルが出ていた。切り売りケーブル並みの値段であったので、ついつい落札した。今週末には届く予定であるので結構楽しみである。このケーブルがすぽっとはまってくれればいいのであるが・・・

 もうすぐ今年も終わる。長く冬の時代であったゴルフも多少回復基調になりつつあるので、来年はゴルフもオーディオも充実した1年にしたいところである。

2007/12/20

644:新たなキーポイント  

 トップでできた左手の角度を変えないようにして、左手の小指を支点にするイメージでダウンスウィングを開始する。右手は左手の動きに追随する感じで動かしていく。今日はそういったイメージで、少しばかりゴルフ練習場で打ち込んだ。

 どうしても利き腕である右腕がしゃしゃり出る傾向がありスィング軌道がアウト・イン軌道になりがちである。これではヘッドが閉じて入れば「引っ掛け」、ヘッドが開いて入れば「どスライス」がでてしまう。

 これを先ほどのポイントに意識を集中させて「左手のさばき」を最優先させるスウィングを心がけると、スウィング軌道が安定するようである。今日は結構良い感じで練習を終えることができた。これが実際のラウンドで良い結果となってくれればいいのであるが、ゴルフ場ではどうしても力みが出るので、常に「左手のさばき」に意識を集中する必要があるようである。

 今年もゴルフのスコアは低迷気味。そのためいろんなことを試したのであるが、なかなかこれっといった感じの手ごたえは感じられなかった。今日のこのポイントも実効性が上がるか否かは未知数であるが、結構期待度は高い。

 しばらくはこのポイントに意識を集中して練習してみよう。来年こそはもう3年ほど続いているスランプ状態を抜け出し、毎回80台でラウンドできる実力を身につけたいものである。

 アナログもいくつかのキーポイントがあるが、アームの高さ調整はその最たるものかもしれない。今日も少しばかり試行錯誤。我が家のARTEMIZ 2は高さ調整が多少面倒である。最近は少しばかり慣れてきたが、最初の頃は泣きたくなるような気分になったものである。

 調整も繰り返してきているので、大きく変更を加えることはない。ほんの気分程度の調整なのであるが、それでも音には大きな影響度があるようである。今晩はほんの1ミリ程度下げてみた。より緻密な音像描写になったようである。

 アナログもようやく1年。自分なりにやってきたつもりではあるが、まだまだ把握しきれていないというのが実感である。いろんなポイントを試行錯誤するしかないようである。実際に手を動かし、音を聴いて経験値を上げていくしかないようである。

 ゴルフは来年で8年目を向かえる。オーディオよりははるかに長く取り組んでいる趣味であるが、まだまだ探るべきポイントはあるようである。そういう意味ではアナログと同様である。 

2007/12/19

643:異人さん  

 ”赤い靴 はいてた 女の子 ひいじいさんに つれられて 行っちゃった...”「ひいじいさん」は悪い奴だ・・・小学校低学年までそう思っていた。幸い私が生まれた時には「ひいじいさん」は生きていなかった。それに私は女の子でもないし、赤い靴もはいていなかった。なので「大丈夫・・・」と無意味な安心感を持っていたものだ。

 悪いのは「ひいじいさん」ではなく「異人さん」だと気付いたのは小学校の高学年になってからであった。心の中で顔を見たこともない「ひいじいさん」に謝った。

 しかも、この異人さん本当は悪い人ではなく、アメリカの牧師さんでとても良い方であったようである。経済的に困窮していた開拓団の家族から頼まれて女の子を養子にしたのであった。そして、さらに悲しい話が続くのであるがそれは省略・・・

 我が家のメインシステムは「異人さん」で占められている。ドイツの異人さんを筆頭にアメリカの異人さん、イギリスの異人さんそしてカナダの異人さんである。そのせいか音に少しばかりバターの香りが混じっている。

 それに対し2階ですまし顔で佇んでいるサブシステムは純国産である。その音は、ごはんと味噌汁で育った人間の繊細な味覚により、細やかに調整されているかのようである。素材の持つ旨味をなるべく殺さずに活かすような音作りに感じられるのである。濃い目の味付けのソースをかけることはない。

 炊き立てのご飯にしっかりダシをとった味噌汁・・・どちらもできたてで湯気を立てている。飽きのこない味わい感である。

 しかし食の西洋化が進んだ現代、多少日本の食卓の味付けも変わってきている。そこでというわけではないのであるが、サブシステムの電源ケーブルを変えてみた。CDP-MS1に、メインシステムではベンチを暖めることの多かったSTEALTHのMS-21 SPECIALをあてがってみたのである。

 従来はEMM LABSのペアに付属でついてきたKIMBERのPK-14を使っていた。メインシステムほど電源ケーブルの影響は受けないサブシステムであるが、やはり音の風合いは若干変化する。

 大らかなエネルギー感が加えられるようである。音楽を気分よく聴かせてくれる。もともと持っていた繊細感は多少減じるかもしれないが、演奏者の息使いや体の動きを感じさせる雰囲気感がアップする感じではある。

 1階ではブラックラベルやCLOUDE 99に水をあけられ、やや冷遇されていたM-21 SPECIALであるが、新たな活躍の場を得たようである。色合い的にはもっと薄い色、そして形状的にはもっと細いケーブルがこの部屋にはマッチすると思われるが、音的には悪くないので、ここで活躍してもらおうかと思っている。

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2007/12/18

642:BIG BAND LIVE  

 日付が変わった深夜の青梅街道は、かなりなハイスピードで車が流れている。「割増し」表示をグリーンに輝かせているタクシーも、その流れの主導的な役割を担うかのように昼間よりも一段と活動的である。

 そのやや速めの流れに乗りながらフロントウィンドウの右斜め上方に目をやると、半月の月が、多少の違和感を感じさせるような形でくっきりと浮かんでいた。普通半月というと縦半分の形を連想するが、今日の月は水平方向に半分に区切られているのである。その下半分が多少の角度を付けてぽっかりと浮かんでいる様は、とても目に新鮮であった。

 そして、かすかな角度でしか切らないハンドルを握りながら、今晩杉並公会堂小ホールで聴いてきた923 Big Band Xmas Liveの様子などを思い浮かべていた。

 サウンド・デザイン・ファン・クラブの主催で行われた今日のコンサートは、CDの録音も兼ねたものであった。MA RECORDINGSを主催されているタッド・ガーフィンクルさんが特製ワンポイントマイクだけを使用し、ビッグバンドの生演奏を録音されたのである。

 ワンポイント近接録音のため、総勢19名のビッグバンドのメンバーはマイクに向かって円を描くような形で配置されている。そのため、数名は客席に背を受ける変則的な形となっている。

 ビッグバンドの生演奏は初めての経験であるが、迫力あるサウンドであった。そのエネルギー感にはやはり圧倒されるものがあった。トランペット、アルトサックス、テナーサックス、ベースサックス、トロンボーン、ベーストロンボーンといった金管楽器がその主役であるが、これらの管楽器の音の勢いの良さと迫力は独特の魅力がある。怒涛のように押し寄せては返すといった感じで、このエネルギー感をCDに録音することは可能なのであろうか、と思ってしまう。

 私は7時半からのLiveにしか間に合わなかったが、もっと早い時間行われた録音セッションでは、録音したものを一部会場でプレイバックされたようで、それを聴かれた方は生演奏同様のエネルギー感や音の質感が感じられた、と一様に言われていたので、この録音は相当期待できそうである。CDとして販売されるのは来年の2月の予定とのこと。生演奏を直に聴いているので、その印象を脳裏の一部に保管しておき、発売されたら、CDとの聴き比べをじっくりとしてみたい。

2007/12/17

641:品格バランス  

 先日GRFの部屋さんのお宅にお邪魔した時、アナログは真空式のフォノイコライザー兼プリアンプからSD05に接続されていた。そして真空管のプリアンプのボリュームとSD05のボリュームとのバランスでその音色を調整されていたのが印象的であった。

 二つの個性が混ざり合うことによってより深い味わいがでているような気がしたのである。この手法は上手く調整しないとどっちつかずというか個性の殺し合いになりかねないが、上手くいけば一皮向けた新たなステージが展開する可能性もあるような気がする。

 我が家のメインシステムのDAコンバーター、EMM Labs DCC2にはプリアンプ機能がついている。ボリューム調整もできるのである。しかし、従来はボリュームを通さない直通ラインでViola Cadenzaに接続していた。なんとなくダイレクト接続の方が音の鮮度が落ちないような気がしたのである。

 しかし、先日の真空管プリアンプとSD05の実例を目の当たりにして、DCC2のボリューム調整ラインを活用すると、DCC2のボリュームとCadenzaのボリュームのバランスにより両者の音への関与度合いを調整でき、そのことにより音にも当然変化があるはずと思いついた。

 これは手間もほとんどかからずに試せる。ただ接続しているXLRケーブルを一旦はずし、ほんの数センチ隣に移すだけでいいのである。そしてDCC2のボリュームとCadenzaのボリュームを連動させながら最良ポイントを探るのである。

 DCC2のボリュームを上げCadenzaのボリュームを普段の位置より下げると、より躍動的で勢いのある音となる。逆にDCC2のボリュームを低い位置にしてCadenzaのボリュームを普段よりも高めの位置にするとより客観的で懐の深さを感じさせる音になる。

 これは思いのほか大きな変化がある。「なかなか使える・・・」というのが正直な感想。結構奥が深いので、まだまだ最良バランスを探る旅は続きそうであるが、なかなか楽しい道中になりそうである。

 とりあえず今日のところはDCC2のボリュームを50にして、Cadenzaのボリュームはクラシックなら1時頃、ポピュラーなら12時頃のバランスが良かった。このCadenzaのボリューム位置は普段ダイレクト接続の場合に比べてかなり高めのポジションである。ということはCadenzaの音の対する関与度合いが相対的に高まったことになるのであろうか。一言で言うと「品格が出た」ということになる。あまり品格があるとは言えない私の言うことなので信用度合いは低いが・・・

2007/12/16

640:木綿の風合い  

 家を建てるということは、人生の一大事業である。普通の人は人生のうちで1回ないしは2回程度しか経験しないことである。この家を建てたのは11年前、私が33歳の時であった。間取りを決めたり、床材や壁紙をどうするか、お風呂やトイレの色、カーテンはどうするのか・・・いろいろと悩み、妻と話し合い、時には意見が合わずいがみ合ったりしながらどうにかこうにか完成した。それが11年前の12月のことであった。今思うとその頃のことがなつかしく思い起こされる。

 しかし、その頃はオーディオの「オ」の字もなかった。当然オーディオ専用ルームを作るなんてことは微塵も思い浮かばなかった。悪性のウィルスに犯されたかのように、昨年から急にオーディオの病にかかってしまった。その結果として、既存の応接間をリフームすることによりオーディオ専用ルームを作るまでになってしまった。新築時に既に感染していればよかった、と思ったことは一度や二度ではなかった。

 そういう意味において誠に賢明な決断を下されたKENJIさんのお宅に今日はお邪魔させていただいた。家の新築にあわせてオーディオ専用ルームを石井式で作られたのである。新築時に専用ルームを作るのがコスト的にもベストだし、何より家族の賛同も得られやすい。

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 部屋の広さは8畳程、我が家のリスニングルームとさほど変わらない広さである。反射面はシナ合板を使い、そのうえにうっすらと塗装されていてとても良い雰囲気に仕上がっている。吸音面のクロスは反射面の色合いとほぼ同じ色のものを使われているので落ち着いた感じを受ける。我が家と同様、床面を下げる手法で天井高を稼ぎ、3m近くあるようだ。

 まず目に付くのが真っ黒なスピーカー。録音スタジオの片隅に置かれているようなプロ仕様のスピーカーである。

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 JBL JRX115というモデルで、初めて見るものである。またプリアンプやパワーアンプもスタジオで使用されているようなモデルで、初めて見るものである。メーカー名はALLEN & HEATHとCROWN、送り出しは、以前はPCを使われていたようであるが、今はSONYのポータブルCDを使われていた。

 昨日松浦さんの最終チェックが完了したばかりとのこと。スピーカーは、コナー近くかなりの内振りが付いたセッティングがなされていた。使用されている機器や石井式オーディオルームの抜群のSNの良さ、さらにオーディオ機器以外何も置いていない室内の状況から、スタジオっぽい雰囲気が醸し出されている。

 クラシックを中心に何曲が聴かせていただいた。38cmのウーファーの威力か、低域が分厚いピラミッドバランスの音である。多少乾いた質感であるが、勢いよく音が放たれ、心地よい。特にコントラバスや大太鼓などの音は厚みとエネルギーがあり、このスピーカー、見た目同様タフである。また、ピアノは右手も左手も力強く明晰な音をバランスよく奏でてくれて、安心して音楽に浸れる。

 最後にNORA JONES「COME AWAY WITH ME」から3曲聴かせていただいたが、しっかりした低域に支えられ、NORAの自然な感じの声が心地よく部屋に響き渡っていた。その質感は木綿の手触り感を連想させる自然で素朴な風合いを持つものであった。

2007/12/15

639:レッド  

 オーディオ機器のLED、最近の流行は「ブルー」である。我が家のオーディオ機器においてもEMM labs、CDP-MS1、SD-05のLEDは「ブルー」である。この色はCOOLな感じがしてかっこいい。現代はCOOLなものが流行る時代なのかもしれない。

 この季節になると近所のあちらこちらでクリスマス・イルミネーションが輝きだす。凝っている家は「電気代が大変だろうな〜」と思わず現実的なことを思ってしまうほど盛大に飾り立てている。このクリスマス・イルミネーションも最近「ブルー」が多くなっているような気がする。

 私自身はLEDで好きな色は「レッド」である。マーク・レビンソンのLEDはとても精悍な印象を受け好きである。黒のボディに小さく輝くレッドは都会的で洗練されたキレのようなものを感じさせるのである。

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 今日は「レッド」を聴かせていただいた。Y氏が最近TANNOYモニターレッドを購入されたので早速お邪魔したのである。エンクロージャーはTANNOYがアメリカ輸出用に別途用意した頑丈なつくりのもの。全面のネットにはいった2本のラインが印象的である。

 以前お使いになられていたロック・ウッドよりも一回りスリムになり、上品で洗練された意匠を身にまとっている。部屋の広さとの相性もこちらの方が良く感じる。実にしっくりとくる佇まいである。

 最初にバッハのバイオリンとチェンバロの曲を聴かせていただいたのであるが、空間の澄んだ空気と楽音の実体感がある弾力感がとても気持ち良い。滋味溢れる音の色合いである。その見た目同様上品で洗練された極上のバランス感覚が音からあふれ出ている。

 レコードプレーヤーは最近フルレストアされたLINN LP-12、プリはマランツ7、パワーはクイックシルバー(これもつい最近出力段をテレフケン製に変更された)という磐石な布陣である。これに「レッド」が見事に呼応して熟成された味わいの深さを演出してくれているようである。

 様々なレコードをかけていただき、いずれも素晴らしかったのであるが、特に印象に残ったのはSCOTT ROSSのチェンバロである。STIL盤の触れると指を切るようにすら感じられる研ぎ澄まされた音とERATO盤の自然体で心に染み入るような素晴らしい音の対比が本当に楽しかった。同じ演奏者であっても、録音によってこんなにも印象が変わるものなのか、と改めてその重要性に気付かされた。

 PAUL ODETTEのリュート演奏のASTREE盤とSEON盤との聴き比べも印象的であった。SCOTT ROSSのSTIL盤とERATO盤ほど対照的な録音ではないが、やはりそれぞれのレーベルの色合いがでていた。いずれも名録音であるが、SEON版の方がPAUL ODETTEの持つ本質的な優しさが感じられた。

 そういった名演奏の色合いの違いを鮮やかに描ききる「レッド」はきっとこれからY氏のリスニングルームで「水を得た魚」のように活き活きと泳ぎ回ることであろう。

2007/12/14

638:泣く子と地頭  

 親指と人差し指に力をいれず、他の3本の指でグリップする感じで握れば、上半身の力は抜けやすい。このことをゴルフ雑誌で読んで、早速練習場で試してみた。確かに力まず振れる。しかし、力を抜きすぎなのか飛距離が落ちるような気がする。

 ゴルフにおいてミスの原因の多くは「欲望」である。「飛ばしたい」「ピタッと寄せたい」などなどゴルファーは常に欲望にさらされ、それが上半身の力みとなってしまい、結果としてミスショットを誘発してしまうのである。

 その上半身の力みを抜くひとつの手段として親指と人差し指の力を抜くことは有効である。慣れるために練習場では親指と人差し指をグリップからはずして打つことも良いようである。確かにこれでは力の入れようがなく下半身の動きでクラブを振る感覚がつかみやすいようである。

 2階のサブシステムの良いところは、力みがないところである。ケーブル類も1階と違って実に力が抜けている。スピーカーケーブルにいたっては1m1,800円の切り売りケーブルである。しかし音は結構良い。

 今は2mペアのスピーカーケーブルをシングル接続(たすき掛け方式)で使用している。PSD T3はバイワイヤリング仕様なのでバイワイヤー接続も可能である。しかし、バイワイヤー用のケーブルがないのである。そこでGRFの部屋さんから一時バイワイヤー用のケーブルを拝借した。

 今晩そのケーブルを使ってバイワイヤー接続を試してみたのであるが、その音を聴いての第一印象は「克明である・・・」というものであった。サウンドステージ内における音楽情報が緻密で克明なのである。

 オーディオ的な質感は確かにアップするようである。それでいて上半身の力み感はあまり感じられない。音に対するミート率は上がったようである。「情感・味わい感・陰影感」そういったものとは別次元の場における、もっと直接的な意味での音情報が上がるような気がする。

 音楽そのものの表情がガラッと変わるというのでないが、オーディオ的な変化は確かにあり、やはり気になるところである。2階はオーディオ必死度を抑えたいという気持ちがあるのであるが、この音を聴いて早速インターネットでバイワイヤリング用のスピーカーケーブルがヤフオクに出ていないかとチェックするあたり、やはり「飛ばしたい・寄せたい」という欲望には勝てないのであろうか?

 都知事は「泣く子と地頭と政府には勝てない・・・」と言っていたが、私はもうひとつ「オーディオ欲」も付け加えたいところである。

2007/12/13

637:カルピスソーダ  

 「出来上がったカルピスの缶入り・・・カルピスウォーター」1991年の発売である。「待たせてごめん!」のキャッチフレーズで登場した。一方「おいしくリフレッシュ!白くはじける・・・カルピスソーダは甘酸っぱいカルピスを炭酸で割った白くはじける炭酸飲料、爽快なのどごしが売りである。

 どちらが好きか?それは人それぞれ・・・そんな子供っぽい飲み物は飲まない方のほうが多いかもしれない。私はというと、たまに飲む。ファミリーレストランに子供連れで行くと必ず「ドリンクバー」を頼む。下の娘は決まってカルピスウォーターかカルピスソーダを汲んでくる。それを横目で見て少しばかり飲むのである。

 昨日はバーチ合板のスパイク有り無し聴き比べを行ったが、元のとおりスパイク無しが好みであった。スパイクといえばスピーカーベースの下にはスパイクが装着されている。前後の長さが変えてあるので、少しばかり仰角がついている。

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 今日はこのスパイク有り無し聴き比べをしてみることに・・・一旦T3をベースから外し、ベースのスパイクを取り除いて、セッティングをしなおす。床に直接べた置きとなる。スパイクありの雄姿を見慣れている目には何だか「ベタ」な感じである。見た目的なすっきり感が少し減退気味。

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 肝心なのは音である。「ベタ」状態の音を聴いて、「美味しいな〜」というのが第一印象。音色にとろみや味わいの濃さが出てくる感じがする。音そのものの味わいは深くなった。「これはこれで良いのでは・・・」と思わせるものがある。

 女性ボーカル、チェロ・ソナタ、交響曲と聴いてみたが、音の質感は一様に味わい深く、演奏のテンポが若干ゆっくりするように感じられる。

 しかし、聴き進むうちに喉越しの爽やかさが欲しい気分になってきた。すぐさまもとのスパイクありの状態にセッティングしなおした。所用時間は5分程度、いたって簡単である。そしてスパイクありのスラント状態で同じ曲を聴き直す。

 「カルピスソーダである。爽やかな喉越し・・・カルピスウォーターの味わい深さも捨てがたいが、このシュワーとする爽快感はやはり魅力である。」

 1階の「煩悩の部屋」に対してこの2階は「解脱の部屋」と内心命名しているのであるが、その「解脱の部屋」に相応しい味わいは、この爽快感のような気がする。濃厚で滑らかな舌触りが欲しい場合にはものの5分でセッティングを「ベタ」にすればいいのである。標準セッティングは「カルピスソーダ」でいこう。

2007/12/12

636:収穫なし  

 現在2階の主寝室に置かれているサブシステム、その駆動系のセッティングはバーチ合板のボードを介して床に直置きである。なのでCDP-MS1にCDを入れるときは、かがみ込まなければならない。かがみ込むのは、腰に辛い。長身痩身の私は腰がネックである。疲れると腰にくる。

 というわけで、小型のソファテーブルを用意し、そのうえにバーチ合板ごと駆動系を乗せてみた。これである程度の高さが稼げたので、腰を大きくかがめることなくCDの入れ替えやSD05のボリューム操作が可能になる。見た目的にもそれほど悪くない。

 しかしである。音を出してみて、「ん・・・?」という感じで、私の首は右斜めに15度程度傾いた。音に雑味が若干感じられるようになったのである。当然といえば当然か・・・このソファテーブルはかなり造りがちゃちである。スピーカーの間に置けば音圧による振動が発生し、機器にも悪い影響を与えるのであろう。

 やはりかがみ込むセッティングの方が音にはいいようである。スピーカー間には何も置かない方がいい、置くとしてもなるべく低く置き、音への影響度を抑える必要があるのかもしれない。腰には悪いが音には良い、現状のセッティングで当分行くことにしよう。

 さらに、もうひとつセッティングに関して試行錯誤を行ってみた。バーチ合板にはPSDの大山さんに頼んで、新たにスパイクが装着できるようにしてもらったのであるが、スパイクの有り無しの影響度を試してみていなかった。なので、今日それを試してみた。

 結果から言うと、スパイク無しが良かった。スパイク有りも悪くはないのであるが、音が強くなるのである。強くなって良い面もあるのであるが、ふわっとした感じがなくなってしまう。それがなくなってしまうと、すっと音に違和感なく入っていけなくなってしまう。肩に力が入るのである。

 すぐさまスパイクを外し、元通りに・・・今日は二つの試行錯誤を行ったが、結局いずれも却下されてしまった。そういう意味では、収穫はなかった。収穫はなかったが、こういった経験も積み重なれば、ささやかな財産になるのかもしれない。



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