2007/10/20

584:ROKSAN TOWER  

 瞬間移動・・・今朝愛犬の散歩に出てしばらくすると、とある家から若い女性が自転車を出して、急いでいる様子で出かけた。ほんの少し平らな道を行ってから右折し、急な下り坂を降りていった。

 ほんの数秒後私も右折し前方を眺めるとその自転車の影はもうなかった。「は、はやい・・・」急な下り坂をノーブレーキで駆け抜けたようである。そのスピードはまさに気合の入ったものであった。

クリックすると元のサイズで表示します

 最近完成したROKSAN TOWERである。アナログを導入してまだ1年は経過していないが、ここ最近今朝見た自転車さながらの結構なスピードでその魅力度を高めてきている。最初のうちは全く音がまとまらなかった。時間的な経過による馴染みもあってか、ようやく最近になって「アナログの音って訴求力があるな〜」と思えるようになってきた。

 もちろん良いことばかりではない。まず新しいソフトがほとんど出ない。中古レコード屋には膨大な在庫があるので困ることはないのであるが、現在活躍している演奏家のものは、やはりCDがたよりである。

 次に、暗騒音や傷や埃などによるノイズも気になるところである。静電気による帯電も盛大でレコードをプレーヤーから取り上げる時、一緒にフェルトのターンテーブルシートが持ち上がるほどである。

 中古レコードの盤の状態は概ね良いものではない。水洗い等でクリーニングするのであるが、盤の状態によっては、すっきりとノイズが減らないことも多い。先日東さんのところで、ドイツ製の究極のレコードクリーニングマシーンが輸入されると聞いてとても気になっている。

 バキュームタイプのクリーニングマシーンはVPIのHW-16.5が有名であるが、その洗浄効果をはるかに凌駕するものがあるとのことである。ただし、価格もはるかに凌駕することになる。ドイツ人ってアナログ好きなのかな・・・最近アナログ関連で輸入されるものって結構ドイツ製が多いような気がするのである。

 急速にアナログに覇権を奪われた感のあるデジタルであるが、もちろん見捨てることはしない。デジタルにはデジタルの優位な点が多くあるからである。しかし、ROKSAN TOWERが完成し訴えかけの強い音を奏でており、もし数年後にLINN TOWERがリスニングルーム内に聳え立つことになったりすると、物理的にもその存在は隅に追いやられるかもしれない。



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ