2007/10/19

583:妖怪ルック  

 「どう見ても墓標にしか見えない・・・」「いや、違うな・・・宮崎駿監督の作品出てくる妖怪か何かであろうか・・・」

 最新のStereo Sound誌のなかで紹介されていたオーディオマシーナのThe Pure Systemというスピーカーの写真を見ての感想である。

 紹介記事を書かれていた菅野沖彦氏も「なんとも異様な一対のオブジェであった。お世辞にも美しいとは言い難い質感とシルエット・・・。率直に言えばグロテクスである。しかも、どこか暗いイメージのオーラさえ漂っているような・・・。」と、その外観には相当な違和感を抱かれたようである。

 しかし、その音に関しては「私が感じたショックは、長年聴き慣れた自室の所定の位置に設置して、ソースから電送増幅系も熟知しているものを使い、いきなり、私が納得のいく調整を施したような音で違和感なく鳴った事実である。それも、全体の質感やバランスだけでなく、微妙な細部のニュアンスも含めて・・・。」と記されているので、全く違和感のない、というか自分の音の嗜好性にぴったりと合ったもののようである。

 オーディオって概ね見た目どおりの音がするものかなと思っていたのであるが、そうでもないようである。この「千と千尋の神隠し」に出てくる「顔無し」のようにも見えるひょろっとしたスピーカーがウェルバランスな音楽を奏でるとは・・・

 とすると、表紙に載っていたB&WのSignature Daimondも相当いい音するのであろうか?このスピーカー、やはりどう見てもかっこいいとは思えない。見た目的な良さを追求したわけでなく、音に良い形状を追求していったら、こうなったのであろう。

 この形、一番下に設置されたバスレフポートがどうしても口に見えるのである。そう思えると、全体の形が一つ目の唐傘おばけのような印象を受けてしまうのである。「どことなくユーモラスというか、いまひとつ締まりがないというか・・・」というのが正直な印象である。

 この二つのスピーカー、そのデザインになんとなく共通のテイストを感じるのであるが、今後「妖怪ルック」が最新スピーカーのトレンドになるのであろうか? 



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