2007/9/21

555:ビリーの娘シェリーの鍛えられた腹筋  

 最近アナログが勢力を伸ばしている。我が家のリスニングルームでの話である。サリール効果であろうか。サリールをレコードプレーヤーの横に設置してから、その音の質感にグイグイ心惹かれるのである。時間的には従来とは反対にアナログを聴く方が長くなったようである。

 私にとって音の柔らかさや暖かみというのは結構重要なポイントである。解像度や見通しの良さよりも私のなかでは優先順位が高い。アナログではそういった要素がデジタルよりも優れているような気がするのである。

 昨日、全てのラックのスパイク受けをリグナムバイタに変更してみた。そしてアナログの音を聴いてみたのであるが、音の柔らかさやハーモニーの混ざり具合が少しばかり好みからずれたような印象を受けた。

 演奏者の気配や楽器の音の実体感は確かに向上するのである。オーディオ的には万々歳なのであるが、音楽への惹きこみ能力が少しばかり下がる。私はどちらかというとオーディオ的な諸要素のバランスのよさよりも、襟首をつかんでぐいっと引き寄せてくれるような音に過敏反応をするたちなので、そういった要素をもう少し調整したい、と感じた。ただしこのリグナムバイタによって得られる、鍛えられた腹筋の良さも活かしたい。
 
 そこで昨日の段階では、真ん中のラック・・・ROKSAN XERXES20、VIOLA CADENZA及びCADENZAの電源部がおさまっている・・・のみリグナムバイタをはずし元の山本音響工芸PB-10に戻してみた。

 すると、音の柔らかさがあるのに、見透しが良いという絶妙バランスになった。「これは良いのでは・・・」と内心思い、少しばかり頬が緩む。しかし、しばらくアナログを聴きこんでいくと、「もう少し緩めたい・・・」という気になってきた。腹筋をプヨプヨではないが、力を入れていないときはもっと柔らかな筋肉に戻したい。

 そこで右側のラックに設置してあるROKSAN CASPIAN PHONO-REFの足の下に余ったPB-10を入れてみた。「木」の要素を若干増やしてみたかったのである。

 音に木の香りが若干ついた。響きも柔らかめに拡散する気がする。「当面この併用使いでいってみよう・・・」デジタル系の機器にはリグナムバイタで筋トレしたラックをそのままあてがい、情報量を高度に引き出す。アナログ系の機器にはアフリカ黒檀で緩めに仕立てたラックをあてがう。その「飴と鞭」的なセッティングでしばらく試してみることに昨日の段階では落ち着いた。もちろん今後いろいろ試してみたいことはあるので、このセッティングが変更される可能性は高い。

 しかし、このリグナムバイタ、只者ではない。見掛けは悪いがその効果は素晴らしい。1個400円、1台のラックなら4個で1,600円、現在2台のラックに使っているので合計8個で3,200円・・・夢のように安い。この効果であれば32,000円でも絶対に導入する。仮に320,000円ならどうするか・・・高価なケーブルを導入することを考えれば、熟慮はするが導入に踏み切るのではないか・・・3,200,000円なら・・・見送ります。

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