2007/7/4

477:焼き芋  

 ニッパーを使ってスピーカーケーブルの先端の皮膜をとる。すると真新しい線材が見える。キラキラした光沢感があり新鮮な印象である。その数センチの先端を指先でつまんで数回捻る。そしてターミナルに差込み、しっかりとめる。

 細く軽い・・・物理的な存在感はとってもあっさりしている。そのさりげない姿を見ていて、「おやっ!・・・?」といった感じの違和感を感じた。その色合いを見ていて、発注した際のHPの写真の色合いと違うように感じたのである。

 じっくり見て注文したわけでなく、HPを見て「これか・・・」と、ささっと注文したのであった。金額が安いこともあり、「よ〜うし!」といった力みは全くなかった。しかし、そのときHPで見た写真ではWEのスピーカーケーブルはもっと赤みがかっていたような気がするのである。

 そこで、接続したまま音出しはせずにHPを再確認・・・「やはり違う・・・」そう思って一つ下に掲示されているスピーカーケーブルの写真に目をやると、今我が家にあるケーブルとそっくり。

 その一つ下に掲示されていたケーブルの商品名は「BELDEN 8470 16G」・・・しばらく頭のなかは「???」となったが、どうやら注文する際に誤って一つ下に掲示されていた商品をクリックしていたようである。すぐさま改めてWEのスピーカーケーブルを発注したのであるが、とんだ勘違いであった。

 ということでWEと思い込んでいたスピーカーケーブルは実はBELDENであった。WEは明日届く予定である。図らずもWEとBELDENのスピーカーケブルを両方入手することになってしまった。しかし、どちらも1セット数千円であるので、経済的にはそれほどの負担は無い。

 とんだ勘違いもあったが、今現在手元にあるBELDENのスピーカーケーブルの音を確認することにした。こちらは改めてHPで値段を確認したら1m600円であった。

 CDP-MS1 SD05 T3というシステムでの試聴である。ケーブルというのは必ずエージングが必要なもの。買って接続したての時の音は概ねひどいもので、その音は真の実力でないことが多い。そこであまり期待せずに聴いたのであるが、その音は少しばかり精神的なショックを伴うものであった。

 なんと表現していいのか・・・頭の中に浮かんだのは・・・「新聞紙でくるんだ焼き芋」。決して華やかな包装紙で飾られることはない。そして裏ごしされたスウィートポテトでもない。石焼により甘みがしっかりと感じられ、香ばしい素朴な香りが素晴らしい焼き芋である。

 ためらうことなく音楽の核心を「ほいっ!」と差し出してくれる感じなのである。決してもったいぶったりすることなく、こともなげに差し出されるので、受け取る側も少しばかりきょとんとしてしまう。洗練されたとか、見事な表現力といった印象ではなく、苦も無くすっと出てくるといったイメージを受ける。音の出方が楽な感じなのである。

 「これは良いのでは・・・」これからエージングによって変わっていくことが予想されるが、第一印象は予想よりもはるかに良いものであった。「これで600円・・・!?」明日届く予定のWEは1,000円・・・この両者の聴き比べや既存のスピーカーケブルとの聴き比べなど今後試してみたいことがぐっと増えた。



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