2007/6/25

468:三者三様  

 Sugar邸での実験タイムは、デジタルケーブルと電源ケーブルの聴き比べを行った。その結果は、なかなか興味深い経験となった。

 デジタルケーブル、Sugarさんが現在使われていらっしゃるのは、「ヒラカタデンキ」・・・(「ヒラカタデンキ」とおっしゃられていたがどういう漢字なのであろうか?「平方電気」であろうか?)秋葉原の小さな電気店で売っていて、そのオーナーの方の手作りとのこと。もちろん、れっきとした商品なのであるが、手作り感がいい味を出しているケーブルである。

 音のほうはきっちりしている。使われ始めた当初は少し硬めな音だったようであるが、エージングが進んでこなれたとのことである。だすべきものはしっかりだす。律儀な電気店のおやじさんの顔が浮かんできた。

 私も現在愛用しているサウンドデザイン・ファンクラブ特製のデジタルケーブルも聴いてみた。見た目は何の変哲もない。価格も数千円と、いたってリーズナブル。Sugarさんは、「これはリファレンス。耳を戻す時に使う。」とおっしゃられていたが、「なるほど・・・」とうなずける。これといった癖のないのが特徴。中庸の旨味、といったところか・・・

 そして、もう一本がある意味珍品。まっ、後の2本も一般的には全くの珍品ではあるが、さらに上をいくレアなケーブル。ケンブリッジ・オーディオのデジタルケーブであった。Sugarさんはたまたま見つけたものを中古で購入されたようである。

 これは、人によってはナローで物足りないと感じるかもしれないが、私の耳にはそのナローな感じを含め、味わい深さがある音に感じられた。イギリス的な味わい深さとでも形容したくなるような音の質感で、音楽の全体の雰囲気を違和感なく上手く引き出してくれる。決してとげのあるハイファイ調ではない。

 そして、もう一つの実験が電源ケーブル。SD05の電源ケーブルを、ベルデン、純正品、そしてSTEALTHと比べてみた。Sugarさんはベルデンを愛用されている。十二分に素晴らしい性能を有している。何か特別な味付けや色付けといったもののない素直な性質で、力感やレンジも必要充分である。

 これを純正品に変えてみた。見た目的には当然貧相な印象を受けるが、その音は峻烈なものであった。スパーンと音が出てくる。音が早いというのであろうか、ためらいがない。ストレートである。ストレート一本勝負といった感のある音である。

 最後は私が持参したSTEALTHのCloude99。先日k1xv1xさんから譲り受けた、というより有無を言わせず強奪した電源ケーブルである。純正品からこれに換えると、球が切れ味よく曲がった。そしてカーブ・シュート・スライダー・フォークといった具合に球種が急に増える。しかもスピードの緩急もつく。しかし、ストレートの速さでは純正品の方が上である。

 私は色んな球種を楽しみたい方なので、Cloude99を選びたいが、それぞれに持ち味を有したケーブルであった。

 SD05は消費電力が少ないので、電源ケーブルの違いにより、それほど大きな影響は受けないはずではあるが、やはり三者三様の音であった。



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