2007/6/17

460:KS-3035  

 東北自動車道の岩槻インターを出ると、目の前には数多くのラブホテルが目に入ってくる。今日は晴天、その明るい空気とは裏腹な感のあるラブホテルが林立している様子は、多少違和感がある。しかも車の助手席にはあいにく若い女性は乗っていない。そういう色っぽいシチュエーションとは無縁なドライブである。

 向かった先はpontaさんのお宅。本来はゴルフ場にいるはずであったが、一緒に回る予定であった方が急遽仕事の都合でこられなくなったため、ゴルフ自体がキャンセルになってしまった。そこでつい最近プリアンプをマーク・レビンソンの326Sに換え、キンバーセレクトの2本のスピーカーケーブルを自宅試聴のため借りていらっしゃるpontaさんのお宅にお邪魔したのである。

 326Sは見た目も音もハンサムな印象である。何枚かデジタルカメラで写真を撮ったのであるが、どれも手振れがひどかった。雑誌等でも見かけることが多い有名なプリアンプであるが、その実力の高さは評判どおりで、pontaさんも自宅試聴してすぐさま購入を決められたようである。

 着いたときには既にキンバーセレクトのKS-3035がセットされていた。プリアンプが変わり、スピーカーケーブルも変わり、しかもセッティングも様々な変更点があったようなので、どの変更がどう影響したかは判別できないが、前回の時の印象と比べると、見通しが良くなり、音の抜けが向上した感じがする。

 キンバーセレクトのスピーカーケーブルはKS-3033とKS-3035の二つを自宅試聴のために借りていらした。そこで早速曲を決めて聴き比べすることに。まずは諏訪内晶子のチャイコフスキー「瞑想曲」を選んで比較した。

 3035で聴いて、3033に繋ぎかえる。3035は繊細で音が細やかな印象、3033に換えると、聴きなれた感のある音になる。安心感があるというか普段聴いている音の質感に近い。ピアノの音やバイオリンの音のしっかり感が出る。しかし、音が抜ける感じは3035の方がある。

 小編制の曲では価格差ほどの能力差は感じない、ということで、編制の大きな曲に変更。ベートーベンのピアノ協奏曲第4番に曲を変えて、3033、3035の順番で聴いた。編制が大きくなると3035の良さが活きてくる。音のあたりの柔らかさや空間に広がる音の空気感がよく出る。

 「オーケストラだと違いますね。」ホールの広がり感がしっかりと感じられ、音の表面の滑らかさも一枚3035の方が上手である。音に詰まった感じや硬質感が無いので、音楽に入っていく際の摩擦係数が低い。

 島田さんが勧めるスピーカーケーブルだけのことはある。ただしその価格は買う際には多少の思い切りが要る。



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