2007/6/4

447:わたあめ  

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 縁日にわたあめは欠かせない。割り箸にわたあめが絡めとられるようにして、徐々に膨らんでいくさまは、小さな子供にとっては一種のマジックのようであった。そしてこってりと盛り上がったわたあめをほうばる最初の一口は、独特の快感を伴うもので、朝早く起きたときに雪が積もっていて、まだ誰も踏みしめていない雪に足あとをつけるときのような気分になった。

 さて、一晩通電したROKSANのフォノイコライザーであるが、どのような変わったか?電源同一躯体と別躯体での差はどのように変化したのか?2日目の試聴を開始。その2日目の音を耳にして、連想したのが「わたあめ」であった。

 音の出方が、わたあめがその専用の機械から次々に飛び出してくるような感じなのである。割り箸には見る見るうちにわたあめが絡めとられ、うっとりする円形が形作るられるのを眺めている時のようなわくわくした気分にさせてくれる。

 音の出方の蛇口が結構開いている、潤沢に水が迸る。やはり一晩通電して寝かせると変化があるものである。馴染んでくるというのか、音の出方が滑らかで、摩擦感が減少したかのように音の出方に躊躇がない。

 これは、電源同一躯体でも変化があるはずと、試してみるとことにした。やはり変わっている。別躯体との音の差はまだあるが、良い悪いといった尺度での差ではなく、音の好みの差といったレベルの差でしかなくなっている。昨日は好み以前の音の質感の差があったのであるが、今日はそういった差はない。

 同一躯体では音のプロポーションがより現実的というか、しまった体つきである。決してやせぎすではなく、控えめな肉付きであるが動きが早いといった印象である。それに対して別躯体では肉付きがかなりよくなり、動きが優雅。ひとによってはふっくらしすぎているという感想を持つかもしれない。

 それにしても、ROKSANのフォノイコライザーは相当な実力を有していることが分かった。音の傾向は正直に言うと私の好みにより近い。CHORDもその良さがあるのであるが、有機栽培的な野菜の旨みはROKSANのほうがあるような気がした。

 スパイダーさんはオペアンプを通常のものとは違うものに変更されているとのことであったが、きっとそれが肝なのかもしれない。



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