2007/6/3

446:オペアンプ  

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 少しばかり前のことになってしまうが、自宅OFF会のときに、アナログの音を聴いていただいた際に、クッパさんが「確かにCHORDの音がしていますね」と言われた。CHORDの音・・・どんな音であろう?と、そのときはよく分からなかった。

 CHORDは、フォノイコライザーのSYMPHONICしか使っていない。であるのでCHORDの音の特徴といってもよくつかめないのである。こういう場合はフォノイコライザーを他のメーカーのものをお借りいして、聴き比べするとその特徴を把握しやすい。

 ということと、実はプレーヤーと同じROKSANのフォノイコライザーが聴いてみたいという理由もあり、スパイダーさんに無理を言ってROKSANのフォノイコライザーをお借りしたのである。SYMPHONICと交換で、と思ったのであるが、スパイダーさんは既にSYMPHONICは試聴済みとのことであった。

 さて、昨晩届いたROKSANのフォノイコライザーを早速あけて、とりあえず日中は通電することに。その後夕方になってからCHORDが置いてあった位置にセッティング。色は黒で精悍な面持ちである。形は私が現在使っているROKSANの電源部と同じであるが色が違うと随分受ける印象も違うものである。

 試聴用に選んだLPはHOPKINSON SMITH:J.S.BACH PARTITA AL LIUTOとBERNDT EGERBLADH:A BOY FULL OF THOUGHTSの2枚である。まずCHORDで聴いてそれからROKSANに換える。電源部は従来から使っている別躯体のROKSANを使用しているので、純粋にフォノイコライザーとしてのみ使っての比較試聴である。

 J.S.BACH PARUTITA AL LIUTOから聴く。ROKSANに換えてみると、音の深みが増すような気がするのである。リュートの音の響きに、弦の振動がリュートのボディでしっかり増幅されたという感じが出るのである。木の香りが音から感じられる。そして余韻の精妙な揺れが把握できるのである。

 「おっと・・・いきなり良いね〜」予想外に最初からキレのあるボールを投げ込んでくる。オペアンプを特製のものにかえられているとのことであるが、それが効を奏しているのか・・・

 続いてA BOY FULL OF THOUGHTSから「WHAT IS THIS THINGS CALLED LOVE」を聴く。ピアノの音の質感から、ピアノはその大半が木からできているということが分かるような感じがする。音が有機的で深みというか旨みがある。

 ROKSANのフォノイコライザーであれば、現在使用している電源部と一体の躯体に納めることもできる。そうするとオーディオ機器が数として一つ減る。電源ケーブルも1本浮く。結構メリットがある。そこで別躯体の電源を切り、フォノイコライザーと同一躯体に内蔵されている電源部に変更してみた。

 すると音の印象が結構変わる。元気は出るのであるが、音の懐の深さが減退する。有機的な音の陰影感の少しばかり普通になってしまう。
 
 やはり別躯体のほうがいいのであろうか?あるいは、電源部に関しては数時間程度の通電では本領を発揮しないのであろうか?2、3日聴いてみて下さい、との言葉をいただいたので、通電したままで明日もう一度トライしてみよう。

 CHORDの音・・・シャープである。きりりとしている。音の実体感は結構ある。しかし、ROKSAN(オペアンプ特製)と比べると有機的な音の味わい感といったものが少ないような印象を受ける。もちろんカートリッジとの相性もあるのであろうが、現用のアナログラインで聴き比べると、ROKSANの音のほうが好みである。しかし、現状では電源部は別躯体という条件が付いてしまうが・・・



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