2007/6/30

473:スウィング改造  

 土曜日と日曜日は休みである。どちらか一方を自分の趣味のために使う場合には、もう一方は家族サービスに充てる。これは我が家でのルールというか、ノルマのようなものである。

 明日はOFF会とコンサートの予定が入っている。というわけで今日は家族サービスデイである。午前中は下の娘をスウィミングスクールに連れて行き、午後は吉祥寺でショッピングと食事につきあう。結構疲れた。

 夕食後は開放されたので、ゴルフの練習場ヘ車で向かった。課題のドライバーショットの練習に汗を流した。3コインで150球、約1時間ほどであったが、少し新しいことに取り組んでみた。

 大阪のT氏からメールをいただき、方向性を良くする一つのヒントとして、左脇に使っていないグローブかヘッドカバーを挿み、これが落ちないようにスウィングするという練習が有効であると教えていただいた。また、左足に重心を残したままのスウィングも有効性があるとの情報も得たので試してみたのである。

 左脇にグローブを挟んでの練習は、最初は窮屈な感じがするが、慣れてくると腕と体の一体感が得られやすく、とても有効である。しかし、しばらくすると、慣れていないせいか左の二の腕の筋肉が疲れてくる。普段左脇の締りがゆるいスウィングをしていたようである。

 脇の締りがあまい・・・なんだか自分のオーディオライフのようでもあるが、まあそれはおいておいて・・・この練習は腕と体がばらばらにならない効果があるようなので、これからも継続してみよう。

 そして、もう一つの新しい試み・・・左足に重心を残したままのスィング・・・これは最初はやはり違和感がある。一般的なゴルフのスィングのセオリーはトップでは右足に完全に重心を移し、ダウンスウィングで左足に重心を移すというものである。この体重移動がボールを遠くに飛ばすパワーとなるのである。

 そういったセオリーとは全く異なる「左足重心スウィング」は、最初リズムがとりにくいし、実際の飛距離も落ちる。しかし、慣れてくると方向性は安定してくるようだ。またスィングパワーは落ちるがミート率が上がるのか、飛距離の低下もそれほどでもなくなってくる。豪快なショットはでにくいが、シュアなショットが得られるといった印象である。

 ドライバーショットは飛距離が欲しいのは事実であるが、一番大切なのは方向性。中級者のレベルではドライバーの飛距離が10ヤード、20ヤード短くなっても、方向性の安定の方がスコアアップにつながる。これもしばらく取り組んでみよう。

 ゴルフのスウィングを変えるのは、オーデュオでいえばスピーカーのセッティングを大幅に変更したようなものである。最初は違和感があるかもしれないが、追い込んでいくと新たな可能性が見えてくるかもしれない。

2007/6/29

472:けれんみのない  

 今日は、サウンドデザインファンクラブ主催のレコードコンサートに行く予定であった。しかし、残念ながら仕事の予定が急に入ってしまい、参加することができなかった。T3の4号機が使用される予定とのことであったが、チューニングが3号機からまた若干変わっているとのこと。

 そのチューニングの変化が音にどのような影響を与えているのか興味深いところであったのであるが、次の機会を待つしかないようである。

 今週は水曜日からスピーカーをHRS-120からT3に入れ替えた。概ね1週間ごとにスピーカーを入れ替えて、それぞれセッティング等の試行錯誤をしているところである。

 T3をセッティングしたときは、駆動系はメインのシステムではなく、CDP-MS1とSD05という極めてシンプルな構成にしている。スピーカーのセッティングは内振り角度を付けない平行設置、駆動系はリスニングポイント手前にクワドラスパイアの2段ラックに納めている。もし、このシステムしかなければこのリスニングルームも相当広く感じられるであろうほどにシンプルでけれんみのない構成である。

 SD05はデジタルアンプ、消費電力や発熱は極めて少ない。電源ケーブルの影響は比較的少ない方だと思うが、やはり変化する。先日のSugar邸での実験でも使用するケーブによってそれぞれ変化があった。

 そこで今日はSD05及びCDP-MS1の電源ケーブルで少しばかり試行錯誤をしてみた。結果としてはSD05にはSTEALTH Cloude99、CDP-MS1にはSTEALTH M-21 Specialの組み合わせが良い結果を得られた。

 手元にある電源ケーブルは4,5本しかないので、限られた中での組み合わせでしかないが、STEALTHのペアがいい結果を得られた。得にSD05にCloude99を使うと音の色彩感が豊になり、音楽の陰影感が深くなるように感じられる。やはり良いケーブルである。

 RCAタイプのデジタルケーブルは現在1本しかない。サウンドデザインファンクラブ特製のもので価格は数千円。デジタルケーブルでも相当な変化があるので、いろいろ試したいところである。もっとも試してみたいのはヨルマデザインである。

 自宅試聴を申し込もうかと思案中であるが、聴いてしまうと欲しくなりそうである。価格が10万円と見た目からすると法外である。その外観は細く、真っ黒で、素っ気無い。とても10万円には見えない。しかし、先日ちらっと聴いた感じでは相当な実力を持っていると感じられた。

 デジタルアンプは正確な音である。セッティングを煮詰めるとピタッと決まった感じのする音を引き出すことができる。しかし、ややもすると血の通った感じの暖かさが出にくい面もある。そこを補足するようなケーブルを選択してあげると、より音楽的な雰囲気が出るような気がする。

2007/6/28

471:ウィンブルドン  

 1回戦では非常に綺麗であったウィンブルドンの芝も、2回戦になるとベースライン付近は芝がはげて茶色がところどころ目に付くようになってきた。

 これが決勝戦になると、その茶色はより広がり、芝も荒れてくる。荒れた芝のためにボールが微妙に変化し勝敗の行方を左右したりもする。そういった点ではハードコートに比べて不確定な要素が入り込んでくる。

 メジャー大会で芝のコートを使っているのはウィンブルドンだけ。イギリスという国が伝統といったものをとても重んじていることが伺える。

 ゴルフでも全英の中継を見ていると、「これが本当にゴルフ場であろうか?」と思ってしまうような時がある。あまり自然に手を加えすぎずに、かなりそのまま的なところがあるのである。もちろん手を入れるべきところはしっかり手を入れているのであるが、それをこれ見よがしには決してしない。

 むしろ、「手は入れていませんよ。ほとんど自然のままですよ。」といった風情を重視する傾向があるようだ。

 芝のテニスコートも試合が進むと荒れてきて、ボールがイレギュラーしたり、選手が足を取られたりといったことがあるが、そういった時間の経過をそのまま表すことをよしとする。効率や正確性のみをただひたすら追求するのではない、イギリス気質のようなものが感じられる光景である。

 オーディオにもそういったイギリス気質的なものを取り入れたいといった気持ちになるときがある。オーディオ的な諸要素のクオリティアップをひたすら追求するだけでなく、ゆとりというか「柳に風」的なひょうとひょうとした風情がその音から感じられた方が気持ちが落ち着く。

 先日、Sugar邸で聴かせて頂いた、ケンブリッジオーディオのデジタルケーブルからは、ハードコートでのテニスではなく、多少芝が傷んで土が露出している芝のコートでのテニスを思わせる風情があった。高音は決して抜け切ってはいない。やや、ナローレンジにも感じられた。しかし、味わい深さがあったような気がする。

2007/6/27

470:導通チェック  

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 今日は、帰宅途中にホームセンターに寄って、テスターを買ってきた。価格は2,000円。見た目もスマートでカッコいい。

 目的は昨日怪しいとにらんだフォノケーブルの導通チェックのためである。昨日アナログのみ右チャンネルから音が出なくなった。フォノイコライザーに接続しているフォノケーブルを左右逆に接続すると、左チャンネルから音が出なかったので、フォノケーブの右チャンネル側が何らかの理由で断線している可能性が高いと思ったのである。

 DIN側は5つの穴が空いている。おそらく真ん中がアースと思われる。赤いテストリードを真ん中の穴に触れ、黒いテストリードをアース線に触れると「ピッー」と音がする。一番右の穴に触れてRCAプラグのright側を触れるとうんともすんとも言わない。右から2番目も同様。

 逆に一番左側の穴に触れて、RCAプラグのleft側に触れると「ピッー」と音がし、その隣左側から2番目は全く音がしない。

 本来であれば一番右側のDINの穴とRCAプラグのright側では音がしなければならないはずであるが、やはり断線している模様である。何が原因かは全く判明しないが、もともと製造過程で何らかの瑕疵があり、それがたまたまはっきりとした断線というかたちになって表れたのであろう。

 とりあえず、右チャンネルから音が出ない原因はにらんだとおりであった。このフォノケーブルを販売店に送って対処してもらうしかないようである。

 最近はフォノケーブルも色んなケーブルメーカーから出ている。DIN−RCAタイプも結構ある。しかし、このROKSANのケーブルはアース線の構造が特殊である。一般的なものはRCA端子側しかアース線が出ていないが、ROKSANのものはDIN端子側にも出ている。

 このDIN端子側のアース線はXERXES 20本体に接続するようになっている。このため、他メーカーのフォノケーブルは使えそうにない。少し残念な気がするが、使えないなら逆にあれこれ悩む必要もないという意味では助かるのかもしれない。なにせそういった他のケーブルメーカーのフォノケーブルはほとんどか相当高価なものばかりであるからである。

 このテスターでのチェック・・・小学生でもできる程度のことであるが、なんとなく面白い。ついつい用もないのに色んなものをチェックしたくなる。その昔、学研の「科学と学習」という定期購読専用の小学生向け雑誌があった。その付録が毎回楽しみであった。今日は、その付録を手にしたときのようなワクワクした気分を少しばかり味わった。

2007/6/26

469:寝耳に水  

 「寝耳に水」・・・思ってもみなかったことが起こったときに使う言い回しである。寝ているところに耳に水が注がれた、のかと思っていたら、そうではなく「水」は洪水の音のことで、「耳」は耳にするの意味。つまり、寝ている時に洪水の音を耳にした、という意味のようである。

 確かにそれはそれで驚くであろうが、寝ている時に耳に水を入れられたら、「そりゃたまらん!」といった感じが、強烈にするので、誤った受け取り方の方が「おい、何するんだ!」といった不条理感が強く感じられる。

 さらにその不条理感を高めるためためには「み」を一字加えると、ぐっと「そりゃたまらん」度がアップする。「寝耳にミミズ」である。これは誰しも嫌であろう。寝ていない時でも、これは勘弁願いたい。

 オーディオを趣味としていると、「寝耳に水」的体験は結構する。いい意味での「寝耳に水」もあるが、悪い意味での「寝耳に水」もある。まあ、「寝耳に水」は一般的には悪い意味で使われることが多いのであるが・・・

 今日の「寝耳に水」は、アナログであった。CDで数曲聴いてから、アナログを聴こうとして、いつもどおりレコードに針を落とした。しかし、様子がおかしい。右スピーカーから音が出ていないのである。CDの時はなんともなかったのでアンプやスピーカーの故障ではないはず。

 「あれ?昨日までなんともなかったのに・・・」いろいろやってみるが、どうしても右スピーカーから音が出ない。「フォノイコライザーかな?」と思って、フォノケ−ブルを左右逆にフォノイコライザーに接続・・・すると、今度は左スピーカーから音が出ない。

 ということは、フォノイコライザーではない。このフォノケーブルが怪しい。カートリッジとは考えづらい。やはり、フォノケーブルが怪しい。

 ということでフォノケーブルをターンテーブル本体からはずしてみた。しかし、はずしてみたところでテスターがあるわけでなく、チェックできない。近いうちにこのフォノケーブルだけもってオーディオショップに行ってチェックしてもらおう。

 フォノケーブルの不具合だけなら、これをハイファイルネッサンスヘ送って新しいものに変えてもらえば一件落着のはず。そうでないなら、さらなる原因追求が必要になる。フォノケーブルの不具合の場合の無料交換は、保障期間中であるので、おそらく大丈夫のはずである。が、半年前に送ったはずの保証書登録のはがきに対して保証書はまだ届いていない。大丈夫であろうか・・・

2007/6/25

468:三者三様  

 Sugar邸での実験タイムは、デジタルケーブルと電源ケーブルの聴き比べを行った。その結果は、なかなか興味深い経験となった。

 デジタルケーブル、Sugarさんが現在使われていらっしゃるのは、「ヒラカタデンキ」・・・(「ヒラカタデンキ」とおっしゃられていたがどういう漢字なのであろうか?「平方電気」であろうか?)秋葉原の小さな電気店で売っていて、そのオーナーの方の手作りとのこと。もちろん、れっきとした商品なのであるが、手作り感がいい味を出しているケーブルである。

 音のほうはきっちりしている。使われ始めた当初は少し硬めな音だったようであるが、エージングが進んでこなれたとのことである。だすべきものはしっかりだす。律儀な電気店のおやじさんの顔が浮かんできた。

 私も現在愛用しているサウンドデザイン・ファンクラブ特製のデジタルケーブルも聴いてみた。見た目は何の変哲もない。価格も数千円と、いたってリーズナブル。Sugarさんは、「これはリファレンス。耳を戻す時に使う。」とおっしゃられていたが、「なるほど・・・」とうなずける。これといった癖のないのが特徴。中庸の旨味、といったところか・・・

 そして、もう一本がある意味珍品。まっ、後の2本も一般的には全くの珍品ではあるが、さらに上をいくレアなケーブル。ケンブリッジ・オーディオのデジタルケーブであった。Sugarさんはたまたま見つけたものを中古で購入されたようである。

 これは、人によってはナローで物足りないと感じるかもしれないが、私の耳にはそのナローな感じを含め、味わい深さがある音に感じられた。イギリス的な味わい深さとでも形容したくなるような音の質感で、音楽の全体の雰囲気を違和感なく上手く引き出してくれる。決してとげのあるハイファイ調ではない。

 そして、もう一つの実験が電源ケーブル。SD05の電源ケーブルを、ベルデン、純正品、そしてSTEALTHと比べてみた。Sugarさんはベルデンを愛用されている。十二分に素晴らしい性能を有している。何か特別な味付けや色付けといったもののない素直な性質で、力感やレンジも必要充分である。

 これを純正品に変えてみた。見た目的には当然貧相な印象を受けるが、その音は峻烈なものであった。スパーンと音が出てくる。音が早いというのであろうか、ためらいがない。ストレートである。ストレート一本勝負といった感のある音である。

 最後は私が持参したSTEALTHのCloude99。先日k1xv1xさんから譲り受けた、というより有無を言わせず強奪した電源ケーブルである。純正品からこれに換えると、球が切れ味よく曲がった。そしてカーブ・シュート・スライダー・フォークといった具合に球種が急に増える。しかもスピードの緩急もつく。しかし、ストレートの速さでは純正品の方が上である。

 私は色んな球種を楽しみたい方なので、Cloude99を選びたいが、それぞれに持ち味を有したケーブルであった。

 SD05は消費電力が少ないので、電源ケーブルの違いにより、それほど大きな影響は受けないはずではあるが、やはり三者三様の音であった。

2007/6/24

467:Stella OPUS  

 Stella OPUSは美しいスピーカーである。その仕上げの素晴らしさ。その存在を過度に主張しない丁度いい大きさや佇まい。「大人のスピーカー」といった印象を受ける。オーディオ専用のリスニングルームで大きなパワーアンプに繋がれている姿よりも、リビングルームのような生活空間の中に溶け込んでいる姿の方が似合うような気がする。

 昨日はSugar邸にお邪魔したのであるが、Sugarさんはつい最近このスピーカーを入手された。仕上げはピアノ・ブラック。とても美しい丁寧な仕上げである。覗き込むと、こちらの顔がしっかり映りこむ。その姿は丁寧に磨きこまれ、周囲の風景がそのボディーに映りこんでいる黒の2ドアクーペといった雰囲気である。

 その佇まいを一目見て「良いスピーカーを選ばれたな〜」という印象を受けた。パッと見派手さはないのであるが、よく見れば見るほど味わい深さが出てくるといったスピーカーで、長く付き合える逸品である。
 
 もちろん、見た目だけでなく音も素晴らしい。リジッドにギュッと締め付けるタイプとは正反対のチューニングで、その開放的で押さえつけられた感じがしない音の質感はとても心地よい。そういう意味では、現代型というよりも、少し古いタイプのスピーカーの性格を引き継いでいるように感じた。

 もちろん、オーディオ的な性能は十二分にハイクオリティであるのであるが、古いスピーカーの持つ開放感というか鳴りっぷりの良さがあるのである。見た目的には淑女的な美しさを有してはいるが、その胸の内には情熱的な熱いハートを持っている。そういう印象を受ける。

 昨日はECMレーベルのジャズを中心に聴かせて頂いた。いつものことながら汲めども尽きないSugarさんのジャズの知識には、敬服するしかない。その曲やアルバムの裏側のさまざまなバックボーンは音楽をより深く聴くうえで重要な要素である。

 Sugarさんはジャズの現場に非常に近い位置にいらっしゃった方なので、スタジオでの生の音も頻繁に聴かれていたようで、オーディオの音を追い込むさいにも、そのときの経験が非常に役立っているようであった。音の正確さやリアリティー感がとても自然に感じられた。

 オーディオ的な快感を優先した追い込みではなく、スタジオでの実際の音を一つの基準として調整されていらっしゃられるという感を受けたのである。そういった一つの基準がしっかりあるということはとても大切なことのように思えた。

 Stella OPUSを中心として駆動系はマランツのCDプレーヤーとSD05という構成である。システム構成は極めてシンプルであるが、それぞれがその持ち味を活かしきった感のある上質な音楽を奏でてくれていた。

 後半はオーディオ的な実験も少しばかりさせていただいた。デジタルケーブルの聴き比べと電源ケーブルの聴き比べを行ったのである。シンプルな構成であるので、その持ち味の違いも分かりやすく、貴重な経験となった。その様子は明日にでも・・・

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2007/6/23

466:ダブルヘッダー  

 西船橋でS氏とT氏と別れて、総武線にゆられていると、N氏邸で御馳走になったワインの酔いも手伝って熟睡してしまった。国分寺駅の少し手前で目が覚めたが、電車での熟睡というものは結構気持ちの良いものである。適度な揺れがその心地よさをもたらす一つの要因ではないかという気がする。

 今日はダブルヘッダーのOFF会であった。前半はハンコックさんと連れ立ってSugarさんのお宅にお邪魔し、そして夕方からはSugar邸から歩いてもいける距離にお住まいのN氏邸にお邪魔したのである。

 ハンコックさんとSugarさんとは何度もお会いしているが、N氏S氏T氏の3名の方とは今日が初対面である。みなさん何十年もの音楽・オーディオ歴を持ってらっしゃる方で、私のような洟垂れ小僧とは全く違う。

 S氏はアナログを真空管アンプで高能率のスピーカーで鳴らすことに集中されていて、デジタル・トランジスター否定派である。歯に衣着せぬ一刀両断振りは、私などばっさり切られる方であるのだが爽快な切れ味であった。

 T氏はやはり真空管アンプをお使いであるが、送り出しはCECのCDプレーヤー。ベルトドライブ方式のCDプレーヤーはアナログライクな音がするような気がした。穏やかで知的な印象の方で、物静かななかに確かな鑑賞眼をお持ちのようである。

 そしてN氏。残念ながら写真掲載及び音の具体的な印象等についてはブログの記事としてはNGが出たので詳細なことは記述できないのであるが、B&W 800DをVIOLAのBravoで鳴らすというハイエンドマニア垂涎のシステムで、半地下の専用ルームで聴かせていただいた音は、期待にそぐわない素晴らしさであった、とのみ記しておこう。

 N氏邸で印象的であったは「神木」の音響調整アクセサリーである。見るのははじめてであるが、何か神々しいオーラを放ちながらリスニングルームに設置されていた。響きを整え美しくする効果があるようで、美しい響きがすっと立ち上っていく感じがよく出ていた。

 そして、オーディオには関係ないが、N氏が自らのお手製で作っていただいた料理の数々の素晴らしい美味しさには、全く驚かされた。素人の域を完全に脱しているように思えた。緻密な人柄が料理の味付けにも出ていると感じるのであった。

 N氏邸訪問に先立ちSugarさんのお宅に着いたのは2時少し前、人懐っこいワンちゃんと優しい奥様が出迎えてくれた。案内された部屋にはあの美しいスピーカーが背筋を伸ばして立っていた。

 時系列的には逆になるがSugar邸のOFF会の様子は明日にでも・・・

2007/6/22

465:Gold Contact Pen  

 ゴルフがテニス、野球、サッカーといったスポーツと根本的に違うところは、直接的な対戦相手がいないということであろう。ゴルフにもマッチプレーという対戦相手がいる形式もあるが、一般的にはストロークプレーなので、ある意味自分との戦いともいえる。

 また、ゴルフ場や天候や風といった自然が対戦相手ともいえる。自然が対戦相手とはいえ、雨の中でのゴルフはいまひとつ気乗りしないもの。プライベートであれば、朝雨が降っていれば携帯で連絡を取り合ってキャンセルすることが多いが、コンペの場合にはそうはいかない。

 今日は雨の中ゴルフであった。平均的なアマチュアの場合、雨だとスコアはやはり悪くなることが多い。雨だと集中力が切れやすく、また地面が柔らかくなるため、ボールにクリーンに当てないとナイスショトにならない。

 今日も残念ながら90は切れず終いであった。本当に長いトンネルである。出口を示す光が全く見えてこない。どうにか、もう一踏ん張りして這い上がりたい。

 さて今日は夕方肩を落とし気味に家に帰ってきたのであるが、気を取り直して、昨日針圧計と一緒に買ってきたものを試すことにした。それは、Gold Contact Pen。価格は2,000円程度と安い。接点導通改善液の入ったスティックである。「この手のものって効果あるのかな〜?安いから一つ買って試してみよう。」といった軽いノリで買ったものである。

 早速スピーカーケーブルのバナナプラグに塗ってみた。塗るといっても見た目に液が出てくるのが、それと分かるといった感じではなく、見た目的にはほとんど変化がない。「本当に出てるの?」と思い、紙の上をそのスティックでなぞってみると線がつくので何かが出ているのは確かなようである。

 とりあえずSPケーブルのバナナプラグのみ処置をして改めて聴いてみる。チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番第1楽章・・・ピアノの音の抜けが良くなったような・・・弦楽器のうねるような躍動感がアップしたような・・・音のかさつきやきつさが感じられなくなったような・・・といった具合で、断言はできないのであるが、効果があったような気がするといったレベルであった。決してケーブルを換えたような変化が起こるわけではない。当然といえば当然か・・・!

 これなら端子をクリーニングした方が効果的かも・・・しかしこういったものは時間が経ってから効果がじわじわ出てくるのか。あるいはスピーカーケーブルよりもインターコネクトケーブルなどの方が効果的なもかもしれない。

2007/6/21

464:二つの針圧計  

 デジタル針圧計が壊れた。電源をONすると文字化けしたような意味のない表示が出るのである。「まだ半年くらいしか経っていないのに!しかも、価格は12,600円(定価は15,750円)もしたのに!」と憤懣やるかたなし、といった感じであった。

 そこで、今日仕事の合い間にAudio unionによって新しいのを買ってきた。デジタルはもう懲りたので、SHURE SFG-2という一般的な針圧計にした。価格も3,500円とリーズナブル。針圧計は英語ではSTYRUS FORCE GAUGEとなることもパッケージの箱を見て知った。

 早速帰ってきて針圧を測定。1.7gに合わせているはずである。SHURE SFG-2で計ってみるとかなり軽くなっている。1.5gしかない。「あれれ・・・何で?」

 ということで、もう一度調整しなおした。デジタル針圧計に比べて従来型の針圧計は極めてアナログ的である。針圧を計って調整することもなんだか精密な作業をしているような気になってくる。デジタルでパッと数字が表示されるのも便利というか分かりやすさがあるが、バランスが取れているか視点を下げて目を凝らして見ることも楽しいものである。

 さて壊れたデジタル針圧計であるがROKSANのロゴが入っているが、きっとどこかのメーカのOEMであろう。保証書が入っているが買った日付やオーディオショップの印などが全くない。これで保証が効くのであろうか?

 そんなことを思いながら、パッケージの中にはいっている説明書を見ていたら「測定校正について」という説明がひととおりあり、「なにか正常でない状態になったら、この操作を繰り返して行ってください。」と結んであった。

 「もしや・・・」と思い、そこに記載されている手順どおり(校正)を行ってみた。すると文字化けしていたのが、正常に戻った。「直った!」と喜んだが、早くこれをやっておけば、針圧計が二つにならなくてすんだのに・・・とも思った。

 「まっ、いいか・・・こんな小さな器具だし、二つあって困るということもない。」そこで、念のため先ほどSHURE SFG-2で1.7gにあわせたはずの針圧を、ROKSANのデジタル針圧計(型番はROK-SB1)で計り直した。

 結果は1.72gであった。0.02gの差であるが、これならほぼ合格。従来の針圧が予定よりも軽くなっていたのは、校正をする前の壊れかけのデジタル針圧計で調整したためか、しばらくほっておくと針圧は自然に変わってしまうからなのであろうか?針圧は時々ずれていないかチェックする必要があるようである。



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