2007/3/17

369:鞭打ちの刑  

 妻はご機嫌斜めである。新しいスピーカーを見つけ「また買ったの!」の怒気を含んだ声で問い詰められた。

 第2のシステムを愛でながらニコニコしていていた私は、先生に怒られた小学生のように急にしゅんとなってしまった。

 実は今年は年頭にあたって「もうオーディオ機器は買いません。」という約束をさせられていたのである。昨年の散財振りは、自分でも異常であったと思えるぐらいであるから妻にとっては頭の痛い問題であった。そこで「今年はもうオーディオ機器は買わない」と約束させられていたのである。

 「これはとても小さいスピーカーで、しかも中古。1つ15,000円で2つで30,000円。店員が1点ものなので、すぐに売れますよと脅すからつい・・・」と相当でたらめな言い訳をする。定価の半額で購入したのであるが、もちろん30,000円では買えない。他のオーディオ機器も妻にはその購入価格は概ね一桁少なく申告している。

 我が家でメインで使っている電源ケーブルのアレグロやULTAMAよりは安い価格である。何か複雑なものを感じるが、まさか妻に「この電源ケーブルよりも安かったんだよ!」と言い訳するわけにもいかない。

 そんなことしたら「この太ったヘビみたいなもの。幾らしたのよ!」と切り返されたら、立場がますます悪くなる。もし、このアレグロやULTAMAの実際の購入価格を知られた日には、「鞭打ちの刑」に処せられてしまうであろう。

 しかも、鞭の代わりに購入した電源ケーブルで打たれる刑に・・・アレグロで鞭打たれたら相当痛そうである。ずっしりとした衝撃と痛みが背中を覆いつくしてしまうだろう。そのときは「できればその細いULTAMAのほうでお願いします・・・」と懇願するしかないであろう。



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