2007/3/13

365:音の肌触り  

 コンサートを聴いて我が家に帰ると概ね10時は過ぎてしまう。平日の夜のコンサートは通常7:00開演で9:00過ぎに終わる。それから自宅まで大体1時間程度かかることが多いのである。

 そして、10時過ぎに家についてから、どうしてもオーディオを聴きたくなる。さっき聴いてきたコンサートの音の余韻が耳に残っているうちに、オーディオの音を確認しておきたいのである。音の質感というか肌触りのようなものにコンサートで聴いた音と共通のテイストを感じたい、という気持ちが強く、そのずれのようなものがどの程度なのか確認しておきたい。

 今日は杉並公会堂の小ホールで石橋直子さんと馬場祥子さんのデュオコンサートを聴いてきた。4手連弾とソロというテーマでそれぞれソロで2曲、4手連弾で7曲という構成であった。

 話は全く飛んでしまうが、私は多少華奢な感じのする女性が好みである。あまり痩せすぎていてはいけないが、「華奢な」という表現をしたくなる領域に一歩二歩程度踏み込んだ細身の女性が好きである。そういう視点からすると石橋直子さんはまさに「どんぴしゃ」であった。音楽も素晴らしかったが、目も同時に楽しませてもらえたコンサートであった。

 その石橋直子さんがソロで演奏したショパン ノクターン 遺作はとても印象的であった。素晴らしい演奏であった。曲も本当に素晴らしい。まさに「天才」にしか作れない曲である。しかし、同時に複雑な思いでこの曲を聞いた。

 実は先日のHRS-120 CARBONが一旦戻ってきた時にチェック用にかけたのがこの曲なのである。完全に直ったものと思い込んでかけてみたが、歪みがでた。その後繰り返しかけなおして聴いたのであるが、同様の結果であった。繰り返し聞いたので脳裏に焼きついてしまい、歪みがでる箇所も完全に記憶した。
 
 その経験があったので、この曲は「素晴らしい!」と右脳で感じながら、同時に左脳では「HRS-120 CARBONは本当に直るのであろうか?今度ダメであったら、今借りているノーマルバージョンと交換してもらうよう本気で交渉してみようか・・・」などなど余計なことを思いめぐらしながら聴いたのであった。

 コンサート終了後は会場でお会いしたSugarさんと食事をしながら情報交換。すごい量の情報がSugarさんのところには集まってくるので、本当に有益な情報を頂いた。CDP-MS1のチューニングについてもいくつか面白い情報を入手したので試してみようと思っている。

 さて、我が家に帰ってきて、リスニングルームに入り、手元にあったベートーベン ピアノソナタ第31番を聴いてみた。ピアノはイリーナ・メジューエワ。この曲はピアノソナタのなかで一番好きな曲である。音の質感は今日聴いたコンサートでの音の質感と共通するテイストを感じることができた。今日は5列目やや右サイドのポジションであったが、比較的ピアノに近い位置で聞く音の質感がオーディオからも感じられた。もう少しまろやかさが加味されるといいかな、という印象である。なんとなく一安心。



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