2007/1/5

幻系  

 オルフィさんは「幻系」が好きである。LUXMAN MB-300もそうである。よっぽどのオーディオマニアでないとその存在を知らないはず。しかも、20年以上前の製品であるからオーディオ歴の相当長い人でないと、実際に目にしたこともないであろう。

 そのMB-300と同等、いやある意味それ以上に「幻系」であるTAMURAというメーカーの真空管パワーアンプもお持ちである。(型番は失念してしまった)モノラル構成でMB-300と同じくWE300Bを出力管として使用している。

 SD-2はその点「幻系」度は低いかもしれない。とても有名でなおかつ現行の製品であるからだ。しかし、実際に購入して使われている方はごく少数である。その点では希少価値の高さという点ではMB-300やTAMURAにひけをとらない。

 この三つ全て真空管でモノラル構成のパワーアンプである。それを順次繋ぎ換えて聞き比べたのである。オルフィさんが現在お使いの使用機器はワイスのCDトランスポートとDAコンバーター、FMアコースティックのプリで、スピーカーはソナスファベールのガルネリオマージュである。パワーアンプのみを次々換えていくのであるが、なんと言ってもMB-300でのバイアンプ駆動が断トツの素晴らしさであった。

 MB-300のバイアンプ駆動にすると部屋の空気感が一変する。他のパワーアンプも単独で聴けば、「これはこれでいいのでは?」と思えるのであるが、聞き比べてしまうとその差は歴然としている。もちろん他の使用機器との相性の問題もあるものと思われる。またSD-2は購入したばかりで慣らし運転が充分でないという可能性もある。しかし、現状での聴き比べにおいてははっきりとした差があった。

 またTAMURAの出力段がMB-300と同じということから、高域をMB-300、低域をTAMURAという変則バイアンプ構成でも試してみたが、MB-300のみによるバイアンプ駆動と比べると相当な差が出てしまう。

 「う〜ん・・・強い。」MB-300の素晴らしさのみが引き立ってしまう聴き比べ実験となってしまった。真空管のパワーアンプもいろんな製品があるが、それぞれ個性的である。真空管というと穏やかで暖かみがあり、厚みのある音というイメージを浮かべがちであるが、決してそうではなく、高度な解像度やキレがありそれでいて音色の美しさも併せ持つという非常に優れたデバイスであるということがよく分かった。

 オルフィさんは「玉」のパワーアンプ以外聴けない耳となってしまわれたようである。中高域の滑らかさが必要条件である場合真空管という選択肢しかなくなってしまうのであろうか?

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