2006/12/29

今年最後のOFF会  

 枠にはまらない大きさ、というものを今日は強く感じた。枠にはめると見栄えは良くなる。しかし小さくまとまってしまうきらいがあり、面白みにかけるというデメリットがある。枠にはまらない開放的な広がり感というものは気持ち良い。しかし、バランスが崩れてしまうと収拾がつかない。

 その開放的な大きさとその大きさを活かすバランス感覚というものを今日は感じることができた。そしてオーディオに注ぎ込まれた情熱の計り知れないまでの大きさにも圧倒された。

 今日は私の自宅のすぐそばにお住まいのT氏邸にお邪魔させていただいた。ゴローさんからのお誘いで参加したのであるが、総勢で8名のOFF会兼忘年会であった。そして、そこに集まった方々は「スーパー」という形容詞がつくオーディオマニアの方々であり、T氏のシステムの規模の大きさ同様、今日集まった私以外のメンバーのスケールの大きさにも圧倒されっぱなしであった。

 皆さん数十年来のオーディオマニアであり、お互い切磋琢磨してこられた方々である。そしてその勇猛果敢なオーディオ遍歴等を伺うと、口がアングリ状態となってしまう。非日常的なスケールの大きいオーディオ世界がそこには確かに存在していた。

 T氏のシステムはJBLのユニットを使った5ウェイスピーカーをマークレビンソン・チェロ・ビオラといった蒼々たる駆動系でマルチで鳴らされている。その大掛かりなシステムが20畳以上はあろうかという広い専用ルームにまさに整然とそしてそれでいて悠然と設置されている。さらに電源やケーブルなどのこだわりも半端ではない。

 その音は当然といえば当然であるがスケールが大きい。特に人の声の持つエネルギー感をロスなくストレートに伝える器の大きさがある。T氏は、ジェントルマンである。細やかな気配りと柔らかい物腰でゲストを迎えてくださる。そのオーディオシステムにかける情熱の熱さとその音のスケールの大きさやみなぎるエネルギー感とが、その第一印象とはなかなか調和しない感じなのである。

 おそらく、その内に秘めた力強い意志の強靭さは並大抵ではないはずである。それを声高に主張するようなことは決してないが、目の前に展開されているシステムやその音からするとその強靭さはまさに鋼鉄のような強さをお持ちのようである。

 私もこの1年オーディオというものにかじりついてきたつもりであるが、何かT氏のシステムとその音を前にして「小さいなお前・・・そんな枠におさまって」と諭されているように感じたのであった。



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ