2006/12/14

シンバル  

 今日は夜から冷たい雨となった。その降りしきる雨の中、またまた忘年会であった。さすがに体が疲れてきているので、2次会は辞退し、早々に帰ることにした。そのおかげで午前様にならずに済んだ。

 忘年会に参加する前、少し時間があったので近くの書店に立ち寄ったところ、Stereo Sound誌が発売されていたので早速購入した。家に帰ってパラパラを幾つかの記事を読んだ。最初に読むのは石井伸一郎さんの「あなたの部屋のベストサウンド」。今回は10畳の広さで、理想のプロポーション比率を持った石井式リスニングルームが紹介されていた。窓の全くない部屋で換気用の「遮音ダクト」を有するという本格派である。

 広さ的には我が家のリスニングルームとほぼ同じである。長辺:短辺:高さの寸法比もほぼ同じである。なんとなくとても親近感が沸く。白黒であるが写真も何枚か掲載してあり、反射面にはシナ合板を使われているようである。その写真を見ていて我が家よりも吸音面の幅が広いことに気が付いた。記事を見てみると吸音部比率は22%とあり、我が家よりも高い数値であり、そのため吸音部の幅が広くなっているようであった。

 我が家の場合、吸音部比率を平均値よりも下げてもらい、比較的豊な響きが得られるように設計してもらった。私のメインジャンルはクラシックであるので、どうしても響きが豊かな方が、コンサートホールの音の質感が出しやすいと思ったのである。裏返すとタイトでシャープな音のキレを求めた場合、不利となってしまう。この辺はオーナーが普段聞く音楽のジャンルや音の好みで割り切るしかないところ。

 アナログを最近はじめたのであるが、アナログではクラシック以外のジャズに分類されるようなジャンルの音楽も時々聞くようになった。先日の記事でJohn Abercrombieを中心としたギタートリオの「Geteway」というアルバムを紹介したが、このA面の1曲目と2曲目には凄くはまってしまった。最近毎日のように聞いている。聞いていてとても気持ちがいいのである。特にシンバルの音が快感である。

 音そのものに快感を覚えるといった感じである。もちろん音楽がどうでもいいというわけではないのであるが、その音の質感に「しびれる」という感覚になるのである。特にアナログで聞くシンバルは快感度が高いような気がする。時々ジャズファンでオーディオ狂の方が「私はドラムスとベースしか聞いていません。」とおっしゃるような方がいらっしゃるが、今まではその真意を測りかねていたのであるが、なるほどそれもありだな、と思えるようになってきたのである。

 吸音部比率は低めであるが、意外とジャズ系のジャンルもいけそうである。あまり激しいものは、やはり耳が受け付けないが、楽器の質感を効率的に生かした少し変り種のジャズなどは、私の耳にもなじむ。アナログをはじめたことがきっかけとなり、比較的狭かった私の音楽の嗜好性が広がりを見せる可能性が出てきた。



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