2006/11/30

10倍の法則  

 XERSES 20が我が家に来てから1週間が経過した。その間ずっと回しっぱなしにしていたのであるが、日に日に音が良くなってきている。XERXES 20が来た当初の音を聞いたときには、「な、何だこのかさかさした音は。」と思ってしまった。「最初はこんなもの、こんなもの、」と努めて冷静を装っていたが、内心「これは調整に相当苦労しそうだ」と思わずに入られなかった。聞いていて音楽が全く楽しめない感じであったのだ。

 しかし、1週間経過して音が随分と解れてきた感じである。今日あらためて聞いたのであるが、十二分に音楽が楽しめるのである。この1週間は回していただけで、何もしていなかったのであるが、相当に変化した。これはもう少しこのまま様子を見てから調整に入ったほうが良さそうである。初期のエージングが落ち着くのにはどのくらいの期間が必要なのであろうか。

 現状の音でも、アナログの音の良さがしっかり感じられる。聞いていて音楽が楽しい。徳野さんが基本的なセッティングをしっかりしてくれたので、XERXES 20の基本性能は損なわれることなく発揮されているはず、音の変化具合が落ち着いてきた段階で、様々な調整項目の変化が音にどのような影響を与えるのか探ってみたい。

 アナログ機器の電源コードは付属のもののままである。これも変えてみると当然音も変わるはず。しかし、付属の電源コードでも結構良い音である。先日のOFF会で、どなたかが「アナログ:デジタル 10倍の法則」ということを言われていた。これは「100万円のCDプレーヤーの音に対抗するためには、10万円のレコードプレーヤーで充分である」という意味なのであるが、結構うなずけてしまう。

 一方CDの方であるが、最近決まって聴くのはマーラーの交響曲第1番である。時間のないときなどは第4楽章だけを聞いている。先日のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のマーラー交響曲第1番の感動的な演奏を聴いたのがそのきっかけである。この曲のCDは1枚しかもっていない。BERNARD HAITINK・BERLINER PHILHARMONIKERの演奏で1987年の録音である。こちらも良い演奏である。このCDよく見ると「Made in West Germany」と印字されている。冷戦終結前の録音なのであった。 

2006/11/29

新たな習慣  

 鳴沢カントリークラブ。富士山の麓に広がる名門コースのひとつである。富士山の麓にあるゴルフコースは富士山から吹き降ろされる風のため芝目が強い。順目であると信じられないくらいボールが転がる。特にこのコースはグリーンの仕上がりが良く、グリーン上では大概苦労させられる。

 また、バンカーの多さも半端ではなく、効率的に配置された池と共にゴルファーにプレッシャーを与える。富士山を借景として使い、今日のような晴天に恵まれた日にはその素晴らしい景色が目を和ませるのであるが、しかし、プレイのほうは苦労続きとなることが多い。

 今日は顧問先の会社が主催するゴルフコンペに参加した。その場所が鳴沢カントリークラブであった。このような難コースでも自分のプレイができるようになりたいものである。しかし、今の技量ではこのコースにもてあそばれる結果となってしまう。

 ゴルフの技量を上げるためには、一にも二にも練習しかない。今年はその練習に充てる時間が大幅に減少してしまった。これではスコアも上がらない。上がらないばかりか、アベレージスコアは昨年よりも下がってしまった。

 これではいけない。練習場に行ける時間がなくとも、自宅で素振りやパターの練習を継続的にすれば、スウィングプレーンに乗ったスウィングが身につき、ショットが安定する。

 リスニングルームのリフォームでゴルフにとって良い事がひとつある。それは天井の高さが30cm高くなったことだ。素振り用の練習器具を持っているのであるが、以前それで素振り練習をしていたところ、天井に設置してあったダウンライトをひとつ壊してしまったことが有ったのだ。しかし、天井高が高くなったことでその心配がなく、安心して素振り練習できる。

 オーディオという趣味は、健康面ではいたって良くない趣味である。じっと座っているのであるから運動不足になりやすい。そこで毎日30分程度このリスニングルームで素振り練習をできれば、運動不足とショットの安定性を増す二重の効果がある。「継続は力なり」であるので、この習慣は長く続けていきたい。

2006/11/28

巨人  

 何気ない日常生活のひとコマであるのだが、何故か非日常的な空間や時間を感じる瞬間というものが稀にある。今日はそんな日常生活のなかの非日常的な経験をした。

 今晩は所沢のミューズ アークホールでマリス・ヤンソンス指揮のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートを聴いてきた。開演が7時からであったので、その前に少し腹ごしらえをしようと思って、アークホールから車で数分のファミリーレストランのCOCOSに6時ごろ入ってみた。

 すると、私以外客が全くいないのである。平日の午後6時、夕食には少し早い時間である。それもあってか客は全くいなかった。相当広いいかにもファミリーレストラン然とした造りの店内にぽつんと一人で食事をするのは、初めての経験である。どこからも会話が聞こえてこない。静かである。一方窓の外を眺めると帰宅を急ぐのであろうか、途切れることなく車が行き交っている。店の外と内のあまりに対照的な雰囲気に何か妙な違和感を感じた。そしてその店で小1時間ほど食事をしていたのであるが、その間客はずっと私一人きりであった。

 そんな稀な経験をした後、コンサートホールに開演時間の少し前についた。今日のPROGRAMのメインはマーラー交響曲第1番 ニ長調である。「巨人」と呼ばれるこの交響曲は1時間を越す大作であるが、マリス・ヤンソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏はキレのあるそして素晴らしいハーモニーを感じさせる演奏であった。

 第1楽章のぴんと張り詰めた静寂感を感じさせる冒頭部から第4楽章終盤の強烈な劇的表現を伴った壮大なオーケストラの響きにいたるまで、緩急自在でグイグイ聴衆を惹き付けて放さなかった。演奏終了後に沸き起こった歓声と拍手の大きさがその演奏の素晴らしさを物語っていた。

 「やはりマーラーは良い。自然の多様性がその音楽の中に見事に表現されている。」と思わずにはいられなかった。薄暗い霧のかかった夜明けや明かるい陽光の降り注ぐ草原、そして嵐が吹き荒れる森といったイメージが次々に頭の中に沸き起こって来る。特に第4楽章は、その壮大でダイナミズムに溢れた表現が素晴らしかった。ためにためてグワーンと一気に攻め込むような様は、やはり独特の陶酔感をもたらしてくれた。 

2006/11/27

ウェポン  

 昨日はまんぺいさんのお宅で賑やかなOFF会の後、dartzeelのプリアンプ導入を決定されたfairbrookさんのお宅を訪問した。こちらも総勢6名の賑やかさであった。まんぺいさんのお宅では主にPCトラボに関する聞き比べを行い、その変化の様子に強く興味を惹かれた。

 一方fairbrookさんお宅では送り出し機器の聞き比べを様々なパターンで体験することができ、オーディオの面白さの一端を伺うことができた。それにしてもdartzeelの実力は相当なものである。従来のGOLDMUNDのペアも巷では高い評価を得ている機器であるが、こともなげに一蹴してしまった。もちろん価格差が相当あるので、ある意味順当な結果なのかもしれない。

 スピーカーとアンプが相当に高いレベルの機器で占められたため、相対的に送り出しの機器(ワディア302)が物足りないということとなり、にゃんごすさんが持参されたCD12及びDAコンバーターのデリウスを試されていた。これら3つのデジタル機器を様々に組み合わせ、さらに電源ケーブルやデジタルケーブルをいくつか試してみたりと、極めて変化の富んだ比較試聴会を脇ながら聴くことができとても有意義な時間を過ごすことができた。

 全てをセンター位置で聞き比べたわけではないが、それぞれの機器の持ち味というか特徴が感じられ興味深かった。CD12単体では音楽性の豊かなアコースティックな感じがよく出る上品で滑らかな音である。これにデリウスを接続すると情報量が増えるのか解像度が上がりクッキリ感のあるハイファイサウンドに変化。

 ワディア302とデリウスの組み合わせでは、多少音の粒が大きくなった印象は受けるが、しっかり感のある現代感覚の音。これもソフトによっては悪くないのではないかと思われる。

 dartzeelのペアはいい意味で透明な存在で、送り出し機器の性格をストレートに伝えるのであろうか。しかし、dartzeelは二つ揃うとその相乗効果からか、いかした雰囲気を周囲に力強く放散していた。

 やはりこのアンプはペアで使うべきであると強烈に納得させられる製品である。この強力なウェポンを得て、fairbrookさんは今後ますますの快進撃を続けていかれることであろう。自宅から車ですぐの距離なので、これからも相当頻度高くお邪魔させていただき、その変化を共に体験したいと思っている。

2006/11/26

ダブルヘッダー  

 オーディオにはまるという点においては、私などかわいいものだと思う瞬間がある。今日はそう思わせてくれる貴重なお二人のお宅を訪問することができた。お一人はまんぺいさんで、もうお一人はfairbrookさんである。御二人ともオーディオにどっぷりはまっていらっしゃる。

 まんぺいさんとは先日のIAF後の飲み会で御一緒させていただき、その際OFF会の企画が持ち上がり私も参加させていただいた。総勢で7名のにぎやかなOFF会であった。私以外の方は皆さん昨日からの泊りがけでの参加であり、私は今日朝9時にまんぺいさんのお宅に到着した。

 昨晩は皆さん相当飲まれたようで、到着時には皆さん遅めの朝食を召し上がっていらっしゃたが、参加メンバーのうち2名はまだ熟睡されていた。テーブルには昨晩の名残として銘酒のビンが数本残っていた。

 しばらく談笑の後、早速リスニングルームに案内していただいた。そこは「工房」という名称がしっくりくるような空間が広がっていた。まんぺいさんは今PCトラボの可能性を探っていらっしゃるようで、パソコンが3台もこの工房の中に持ち込まれていた。

 まずは、オラクルのトランスポートを使用した通常のシステムで音を聞かせていただいた。電源に対するほぼ完璧なまでの対策のおかげか、澄んだ透明感のある音である。空間表現は奥行き感のある立体的なもので、音の濁りや歪み感が皆無である。ふと頭に「純水」という言葉がイメージとして浮かんだ。オラクルのアクリルとアルミの美しく純粋な美の形を思わせる音である。

 これなら、PCトラボへの変更の必要性は感じない気がする・・・内心そう思いながら何種類かのPCトラボを使用したシステムの音も聞かせていただいた。それぞれ持ち味というか、違いがあり同じパソコンであっても使用するソフトの種類などで違いがあるのも面白かった。

 さらに使用するパソコンの環境を変える、具体的には音楽再生に使用しないソフトのほとんどを削除した状態では、PCトラボの音質が格段に向上するなど、PCトラボであっても、その使いこなしによって音が変わることは、「見た目はパソコンだけれど、やはりオーディオ機器なのだ。」と思わせるものがあった。

 アナログの音も少し聞かせていただいた。クラシックギターの曲を聴いたのであるが、いい音であった。アナログの音を聴くと脳波が下がるような気がするのは、やはり何時のとおりである。その後豪華な昼食を御馳走になり、解散となった。

 解散後車でfairbrook邸へ向かう。clefさんとむじるしさんとakimitsuさんとで私の車に乗り込み出発。akimitsuさんは別の約束があるため、新小平駅で車を降り、残り3名でfairbrook邸に到着。Dartzeelのプリとパワーが揃ったfairbrook邸には先客が2名いらっしゃった。にゃんごすさんとSさんである。こちらでも総勢6名のにぎやかなOFF会となった。その様子は明日にでも・・・

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2006/11/25

趣味とバランス  

 人生においてはバランス感覚といううものが、とても重要になってくる。あまりひとつの要素に重きを置いてしまって全体のバランスが崩れてしまうと、立ち行かなくなってしまうこともある。

 人生においては「体の健康・心の健康・経済の健康」の三つのバランスが取れていることが重要で、このうちひとつでも欠けるとその人生はつらいものとなりやすい。と以前何かの本で読んだことがある。

 今現在においては、このバランスいは多少の揺れはあっても、大まかに捉えればどうにか維持できているのではないかと思ってはいる。しかし、今年に入ってから趣味という面に関しては、一番遅くにはじめたオーディオに少しのめりこみすぎていて、バランスを欠いた状態が続いている。年をとってから生まれた子は特別かわいい、というが、趣味でも同じようなことが言えるのかも知れない。

 それ以前は、ゴルフにテニスといったスポーツ系の趣味が大きな比重を占めていて、音楽は月に1回か2回程度クラシックのコンサートに行く程度。オーディオは機器があるにはあるが、「音の出る家具」程度の扱いであっさりとした付き合いであった。

 それが、何故か今年に入ってからオーディオにのめりこむようになって、時間とお金を集中的に使うようになってしまった。その結果、ゴルフのアベレージスコアは下がり、テニスの回数は月1回がやっととなり、預金残高も急激な下降をみるに至った。

 今年も残りがもう一月と少しという時期になったが、ヤジロベイの傾きが一方に傾いたまま時間が経過してしまった感じである。今後はその傾きを補正し、バランスを元に戻したいところである。この傾いたままの姿勢では見える風景も斜め配置で落ち着きに欠けたものとなってしまう。水平線と平行な穏やかな風景に戻したいところである。

 しかし、この斜めに見える落ち着き感のない風景は、傾いた不安定な姿勢でなくては見れないものでもあり、一時期こういう体験をする事は決して無駄ではないような気もしている。

2006/11/24

2日目  

 昨日XERXES 20から出てきた音には笑ってしまった。ぎすぎすしたささくれ立った音で、あまりにひどい音なのである。しかし、がっかりしたということはなかった。スピンドルが完全に落ちきっていない間は、変な音がすると聞いていたので、「なるほど変だ・・」という感想であった。

 そこで、昨晩からずっと回しぱなしにしておいた。今日は11時過ぎに仕事から戻ってきて、早速レコードを聴いてみる。昨日の音よりも少しは良くなっている。しかし、やはりいまひとつさえない音である。とても音楽に浸れる音ではない。スピンドルはもう完全に落ちているはず。

 どうしたものかを思ったが、今日はアームの調整はまだしないことにした。もう一日回し続け、明日音を再度確認してうえで、まずはアームの高さ調整を再度見直してみよう。徳野さんはブルースのレコードで各調整項目をチェックされていた。アームはほんの気持ち高めの設定となっているとのこと。つまり完全な水平ではなく後ろが少し持ち上がっているはず。

 明日は、このアームの高さを再度見直し一旦水平になるように調整してみて音を確認してみたい。徳野さんは「調整しては音を聴く、その繰り返ししか方法はなく、その過程でノウハウも習得していくことができるのです。」と話されていたが、そのとおりなのであろう。

 大変そうではあるが、結構楽しみにしている。今の音がどのように変わっていくのか。特に今の音はとても音楽を鑑賞したくなるような音ではない。エージングとアーム等の微調整により、どこまで音楽が鳴るようになるのであろうか?これから数ケ月は微調整の日々が続きそうである。

 これからしばらくは、まさに暗中模索の日々になるであろう。アナログは調整項目が多すぎるのである。徳野さんは「特に優先順位といったものはない」とおっしゃられていた。どこを調整しても音が変わり、その組み合わせはまさに無限大のパターンがある。何かロジックのようなものがあればいいのであるが、とりあえず自分の聴覚を頼りにアームの高さ、インナーフォースキャンセラー、カウンターウェイトの高さ、針圧を少しずつ変えては聞いてみるという作業が必要となる。本当に先は長い・・・

2006/11/23

ROKSAN XERXES 20  

 ハイファイルネッサンスの徳野さんは良い方である。ついさっきまでROKSAN XERXES 20の調整をしてくださっていた。5時過ぎに我が家に来られたので、相当な長時間をかけてセッティングをしながら、その個々の方法について事細かに説明していただいた。

 徳野さんの説明を聞きながら強く印象に残ったのは、アナログの奥の深さである。アームの水平調整、カウンターウェイトの高さ調整、インサイドフォースキャンセラーの調整、針圧の調整などなどその調整項目の多さとその複雑さ、そしてそのメンテナンス項目の多さと微妙さ・・・まさに想像を絶する複雑さである。

 これは大変なものを手に入れたというのが正直な感想である。徳野さんはその基本性能を最低限クリアできる標準的なセッティングをしてくれた。エージングが済むまではひたすら聞き、音が落ち着いてきたら、その調整項目を音を確かめながら変更していき、ノウハウを蓄積していくしかないようである。

 ものすごく遠い道のりのような気がする。でもそれだけ長い時間をかける必要があるとともに時間のかけ甲斐があるのが、アナログなのかもしれない。徳野さんの話を聞きながらその調整項目の多さと微妙で繊細な作業に、途中から後頭部がしびれるような疲労感を感じてしまった。

 全く初めてアナログに取り組むことになるのであるが、あせらずに1年先2年先といった時間の基準でコツコツ調整していこう。今後アナログに取り組むことは、今までのオーディオに対する早急で軽率過ぎる態度を改める意味でも良い効果をもたらしてくれるかもしれない。そういう意味で私のようなものにとってアナログは、オーディオと接する基本的な心構えを感じ取るいい機会となるような気がしている。

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2006/11/22

練習場シングル  

 「練習場シングル」という言葉がある。ゴルフの練習場では、シングルかと思しき腕前を見せるのであるが、いざ実際のゴルフ場でラウンドしてみると、たいしたスコアがでない人のことを言うのである。

 練習場は足場が水平でしかも人工芝の上にボールがある。しかし、実際のゴルフ場では完全に足場が水平であるということはめったになく、また芝の上にボールがある場合その状況はまちまちであり、必ずしも良いライばかりではない。

 私も時々「練習場シングル」になる。練習場ではドライバーが曲がらず、しかも結構な距離が出ている。またアイアンも切れて、狙った距離どおりに良いボールが出る。しかし、その翌日のランドでは大たたきをしてしまう。

 なぜそうも違うのか?練習場では、まずプレッシャーがない。何球でも打ち直しがきくが、ラウンドではその1球が勝負である。練習場では飛球方向を示すラインが引いてあるが、ラウンドではその方向は自分で判断しスタンスを決めなければならない。その差が結果を大きく左右するのである。

 プレッシャ−がかかるとどうしても筋肉が硬くなってしまう、特に利き腕である右腕にその傾向が強い。右腕に力が入るとどうしても左右の腕のバランスが崩れミスショットがでやすくなってしまう。

 オーディオに対してもあまり力瘤を入れて接すると、「愚の骨頂」を犯してしまうようである。「あせり」は禁物なのであるが、どうしても力が入るのは私の悪い癖である。SD05を導入してコンサートホールを髣髴とさせるその広い空間表現に驚き、従来の駆動系を一旦ダンボールに片付けて階段下の収納にしまってしまった。

 そして、そのままにしておけばいいのであるが、SD05のショックで混乱状態にあった時に運悪くというか、たまたま従来から強い憧れを感じていたVIOLAのプリとパワーのペアが中古ででていた。価格は半額。あとは想像通りの展開に・・・しかし、何故か後味か凄く悪い。

 Emm LabsとVIOLAの組み合わせの音は濃い。ある意味CDP-X5000とSD05とは対照的な音である。空間表現の広さではSD05に分があるが、音の存在感の濃さは前者の組み合わせに軍配が上がる。純粋デジタル系とデジタル−アナログラインそれぞれ良さがあるようである。

2006/11/21

18年もの  

 スターバックスは日本で急成長し、今では「スタバ」の愛称でもお馴染みとなり、街の風景に溶け込んだ存在となっている。その急成長の要因はお洒落な雰囲気造りが大きいであろうが、やはりその味わいが多くの人に受け入れられたのが最大の要因ではないだろうか。

 「スタバ」のコーヒーは、濃い目のコクのある味わいである。「コーヒーを飲んでいる」感がしっかりとする味である。もちろんコーヒーは濃い目でコクがあるだけが良い指標というわけでなく、澄んだ味わいやより微妙な味わいの良さが感じられるほうが好きであるという人が多くてもなんら不思議ではない。

 私はというと、結構コクのある味わいが好きである。決してコーヒーに凝っているわけではなく、自宅でも特にこだわってコーヒーを入れるといったことは全くないので、特別味にうるさいということではないのであるが、街でコーヒーを飲むときは「スタバ」を結構愛用している。

 そして、最近気が付いてきたのであるが、オーディオの音に関しても濃いめのコクがある音が好きなようなのである。澄んだ音場にもぐぐっと惹かれるのであるが、突き詰めていけば、結局音の有機的な味わい深さにもっとも強く反応するようである。

 アナログに強い魅力を感じたのも、CDよりも音の味わいに有機的な深さや、音そのものに厚みというか実体感があるような印象を受けたからかもしれない。

 何件かのお宅でアナログの音を聞かせていただいたが、音の訴求力がより強いと感じたのは確かである。もちろんいい面でばかりでなく、いろいろ手もかかるのであろうが、そういった不便な面も含めて、趣味としてのオーディオにおいてアナログというのは独特なポジションを占める存在であろう。

 いよいよ明後日ROKSAN XERXES 20が我が家にやってくる。落ち着くまで数ケ月かかるであろうが、やはり楽しみである。先日の「ROKSANの会」では「最初出てきた音にはがっかりしますよ。しかし、だんだん良くなってきます。3ケ月ぐらいかけて微調整していくと音が落ち着いてきます。それまではドンドン音が変わります。」とのことなので、音の出始めに関してはあくまで暫定的な音との捉えでいた方が良さそうである。

 W氏のオリジナルザクシーズは18年かけて調整を繰り返されていまの音になった、とのことである。当然その間ハード的な不具合もあったはず。3台のオリジナルザクシーズをお持ちで、比較的いいコンデションのパーツを持ちよって現在使用中のものが成り立っているとのことであった。

 当然当初は戸惑うことばかりであろうが、チャレンジしてみよう。10年後にXERXES 30が出たときにも「私にはXERXES 20の方が合っている。」と述べられるようになってみたいものである。

熟成期間18年もの!
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