2006/9/15

V12  

 1ケ月ほど前に現在使用している車に警告表示が出た。エアバックに関してのエラー表示である。つまり、もしもの時にエアーバックが正常に機能しないかもしれないという警告内容である。すぐに近くのディーラーに連絡して修理するよう追記してある。

 しかし、通勤や仕事に使っている車であるため、車がないと困る。それにエアバッグが開くということは、通常の運転のなかではめったに起こることではなく、運転そのものには支障がない。ということで、しばらくそのままにしていたのだが、エンジンをかけるたびに毎回警告表示が出る。だんだんと目障りになってきたので、ディーラーに電話して「代車があれば修理したいのですが」と打診してところ、タイミングよく代車があったので、ディーラーによって修理を依頼してきた。

 そして代車に乗って帰ってきたのであるが、その代車は現在使用している車と同じ型の車であった。しかし、唯一エンジンの排気量が違う。私が乗っている車は3500CCのV8エンジンを積んでいるが、その代車は5000CCのV12エンジンを積んでいる。排気量も気筒数もアップしているので、その分当然最高出力やトルクがアップしている。乗り込んでエンジンを始動して、まず感じるのはその音質の違いである。V8エンジンは中高域が澄んだ軽やかさを感じる音であるが、V12は低域から中低域に重厚さを感じさせる音である。

 走り出して感じるのいは、筋肉質的なたくましさというよりも、潤沢な余裕のあるゆとりのようなものである。あくせくしていない悠然とした雰囲気がそのエンジンからは感じられる。

 図らずも、エンジンの排気量以外は全く同じ車を2台乗り比べることとなったわけであるが、この体感上の差はオーディオでいうとパワーアンプの違いを体験しているようなものであろうかと連想してしまった。

 先日、島田さんのブログでClasse Audio Omega Mono Powerの中古が紹介されていた。すぐに売れてしまったようだが、その記事では「B&W801Dの38cmウーファーが再低域までピタッとフォーカスします。空気の鮮明度が桁違いです。実に軽い空間です。音程は下がっていても強調する事は有りません。前段の情報量が高いのが前提では有りますが、定位の違いは歴然で、例えばサックスがSPの後ろで揺らぎの無い定位の良さを見せます。全体的には、クラッセらしく穏やかで優しい音、しかし とびきり生々しくと言った印象です。これがトップエンドの実力なんですね。」と述べられていた。

 今日は5000CCのV12エンジンの滑らかで余裕のあるパワー感に浸りながら、ふと「現在使用しているCA-2200をOmega Mono Powerに変えたらこんな感じなのかな〜」と思ってしまった。もちろんそれが現実になる可能性は少なくともこれから3年以内にはないと思われるが、ふっと夢想してしまった。



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