2006/9/6

何もない部屋  

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 明日からの工事に備えてオーディオ機器を全て片付けた。これが結構重労働であった。スピーカーやパワーアンプなど比較的重量があるものを一人で運ぶのはやはり腰にくる。腰が疲労のため重くだるい。しかし、すっきりと綺麗に片付いた。さすがにピアノは一人で運べないのでそのまま置いてある。ピアノ以外何もないがらんとした部屋を眺めていると、この部屋での2年8ケ月のオーディオライフが走馬灯のように脳裏を駆け巡ってきた。

 第1世代のシステムは極めてシンプルな構成で、デザイン重視で選んだハンサムな機器たちであった。決してオーディオマニアにはならないつもりで選んだシステムであった。しかし、多くの方が感染するケーブル病に私も感染してしまった。オーディオ雑誌を読みかじっているうちにケーブルを付属のものから別売りのものに変更してみたくなり、ラインケーブルや電源ケーブルを変えてみた。すると、音が激変。それから結構はまった。次はインシュレーター、そして音響調整パネルと段々深みにはまるうちに、システムのグレードアップがしたくなり、ついに怒涛の勢いで第2世代のシステムに移行した。

 第2世代のシステムは高額な機器が大半を占め、相当な出費を強いられた。アンプばかりでなく、CDプレーヤーまでセパレート構成となり、オーディオ機器の数も倍となった。ふと気付けばオーディオマニアっぽい部屋のいでたちとなってしまっていた。オーディオに関する金銭感覚は常識的な感覚からは完全に逸脱したものとなり、腰までというよりもほとんど胸まで泥沼にはまり込んで身動きできない状態となってしまっている。

 そして、第2世代の高性能な機器の実力を遺憾なく発揮させたいという希望に燃えて、ついにはリスニングルームのリフォーム工事に着手することとなった。この経費がこれまた膨大な額となる。

 このような状況であるが、決して後悔しているわけではない。心からワクワクする趣味がひとつ増えたという感じである。もうひとつの趣味であるゴルフはどちらかというと仕事との関連から始め、また現在も仕事面からの要請から続けている部分もある。もちろん純粋に楽しんでいる面もあるのであるが、事業活動にプラスとなるという目的もあるのは事実である。その点オーディオは純粋に個人的な趣味であり、仕事とのつながりは全くない。

 オーディオには何時までも夢を持っていたい。その夢は幻想に過ぎないものであるかもしれないが、持ち続けていたい。使ったお金の大半は「機械」を買ったのではなく「夢」に投資したものである。中学生の頃に感じた「あこがれ」の気持ちを何時までも忘れることなくこれからも進んでいきたい。



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