2006/8/14

テストCD  

 普段は何気なく過ごす毎日も、その時間が有限のものであるという意識を強く持つと、その日々の重みが変わってくる。「家族」というひとつの世界も、時間の経過によってその形が変わってくる。そしてそれは、子供の成長とともに変化し、やがていつかは夫婦2人だけの形態に戻る。

 最近は時々「このまま時間が進まなければいいのに。」と思ってしまうことがある。小学校二年生になる下の娘と手をつなぎながら、夕涼みもかねて犬の散歩をしている時など、しみじみとそう思ってしまう。この子が高学年になってしまうと父親と手をつなぐことは恥ずかしいこととなり、その機会もほとんどなくなってしまうだろう。

 有限と強く感じることといえば、第1世代のAVALON ASCENDANTを手放す時なども、HRS-120 CARBONと入れ替えの日が決まり、残された時間の短さを感じて、複雑な心境となった。付き合える時間が限定されてしまうと、その対象に対する隠された感情が表に表れてくる。ASCENDANTの場合、その美しい容姿がとてもまぶしく感じたことが印象的であった。スリムでコンパクトな美しいプロポーションやメープルの清楚の色合いがますます魅力的に感じられた。

 先日島田さんのところで、AVALON Opus Ceramiqueを試聴したが、3年を経過してエージングが完了し、音が格段に良くなっていた。その音を聞いて2年3ケ月しか使用しないで、AVALON ASCENDANTを手放したことが少し後悔された。AVALONのスピーカーのエージングは3年もの月日が必要なのであろうか。HRS-120 CARBONについては、この経験を活かしなるべく長い期間一緒に過ごしたいものだ。

 時間が有限ということでいえば、現在の部屋でのオーディオの音も今月一杯となった。この部屋はオーディオのリスニングルームとしては、あまり条件の良いものではなかった。床や壁の強度が不足しているため、オーケストラの強奏時には床と壁が共振し音が濁り、収集がつかない状況となってしまうのである。小編成の室内楽などではそれなりに上手くまとまるのであるが、マーラーなどの大編成の曲では見通しが悪くなってしまう。

 あと2週間ほどの時間が残されている。現況の部屋での残り少ない日々を有意義に過ごしたい。今日は先日Kipodの試聴会の時にもらったYG AcousticsのテストCDを聞いた。このCDには5曲入っているのだが、どれも録音が素晴らしく、様々なジャンルから選択されているので飽きがこない。しかも、各曲のチェックポイントが明記されているので、そのポイントに注目しながら聞くのも楽しい。このテストCDを聞いている限り、現状の部屋でもなかなかいい音がしていると思えるので、余計に楽しいのかもしれない。

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