2006/8/4

昇華  

 今日は相続に絡んだ仕事に追われた一日であった。相続というのは、すんなり相続人の間で遺産の分割案が決まれば良いのであるが、欲の絡み合いにより、「相続」ではなく「争続」となってしまい、その後の相続人間の人間関係が取り返しがつかなくなる程悪化することになるケースも多い。

 確かに、遺産額が億単位になってくると、相続人のその後の人生が変わってくることもあるため、一筋縄ではいかない場合が出てくる。特に亡くなった被相続人が遺言等で遺産の分割についてなんらかの教示をしていれば、争いは起こりづらいのであるが、そういった指針となるものがないと紛争に発展する可能性が高い。

 私の仕事は分割案が決まらないことには取り掛かれないので、すんなりと分割案が決まることを祈るのみである。しかし、弁護士ほどではないが、税理士という仕事も人間の欲望の醜さを時として見せ付けられることもある仕事である。そういう経験をすると、何がもっとも大切かという価値観について、考えさせられることもたびたびある。

 さて、話は変わるがあさっての日曜日には、本格的な石井式のリスニングルームのお宅を訪問する予定である。STEREO SOUND誌にも載ったお宅であり、和田博巳氏が「ノーチラス801が信じられないような美しい音で鳴っていた」「特に空間の高さが飛びぬけてよくでることには驚かされた」と評されていた。部屋の広さも天井高も私のリスニングルームとはかなりの差があるのではあるが、本格的な石井式のリスニングルームの音が体験できるとあっては、期待せずにいられない。

 音の響きの美しさや、広く高い空間表現・・・特に上へと音が昇華していくかのような高さ表現については、とても期待している。コンサートホールでの音の余韻の活き活きとした抜けの良さが再現できるのか、じっくり検証してみたい。



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