2006/4/29

毛が3本  

 OFF会第2部の後半は、マスタークロックとオーディオグレードヒューズの検証を行った。島田さんから自宅試聴にためにお借りしているAntlopeAudioのOCXはオペレーション周波数を切り替えることができるので、44.1khz・88.2khz・176.4khzの聞き比べを行った。同じ曲を順次周波数を上げていき聞いてみた。

 周波数をあげていくごとに音の繊細な表情が出てきて、空間的な見通しが澄んでくる印象を受ける。総じて周波数が高い方が良いのだが、音の手厚い感じやエネルギーの塊り感は低い方がある感じ。ジャンルや好みで使い分けると面白そうだ。私のメインジャンルであるクラシックの場合は、やはり176.4khzが一番である。

 続いてオーディオグレードのヒューズ。PREAMP BAT VK-51SEのヒューズを付属のもの、金メッキタイプのもの、ジルコンサンド入りタイプのものと3回に分けて聞き比べ。付属のものから金メッキタイプのものに変えると、音は暖色系に変わる。躍動感も出てきて、エコー感も増した印象。ジルコンサンド入りのものは、一転して寒色系に。シャープでやや温度感低め。やはり音の印象が結構変わる。電源ケーブル並みの変わりようだ。

 そろそろお腹が空く時間になってきたので、近くのうどん屋で腹ごしらえ。その時の会話の中で、現在明工社のコンセントを島田さんがスペシャルチューニングしたものを使っていることを話すと、Akimitsuさんが「良いものがありますよ。」と改造セット用ネジを持参しているので、試してみましょうということになった。

 そして衝撃の第3部へ雪崩れ込むことになった。早速壁コンセントを外し、3本のネジを取り出す。この3本は鉄製であった。つまり磁性体。これが良くないとのこと。これをチタン製のネジに換える。チタン製のネジは持ってみると気抜けするぐらい軽い。見た目と持った重みが相当かけ離れているため、違和感すら感じる。チタンといえばチタン製のドライバーは飛ぶぐらいしか、日常生活では思いつかないが、オーディオにも効くとは・・・

 ネジを交換して、全ての電源を入れなおして、SIBELIUSの交響曲を聴いてみる。クラリネットの幻想的な旋律が始まったときグッとその音の質感が良くなっており、自然と背筋が伸びる。バックで静かに抑えられて奏されるティンパニーのロールが団子状態にならず一打一打が明瞭にとらえらる。さらにクラリネットのモノローグの途中で演奏者がする息継ぎの音がはっきりと聞こえた。さっきはこの息継ぎの音は聞こえなかったはず。思わずリモコンのストップボタンを押し、もう一度冒頭から聞きなおした。やはりはっきり聞こえる。ということはさっきまではノイズに埋もれていたのか・・・

 次々にいろんなソフトをかけてみるが、ハンコックさんも驚いた表情。Akimitsuさんはニコニコしている。「ネジ3本か・・・」思わずため息が漏れる。「おばけのQ ぼくはおばけのQ太郎 頭のてっぺんに 毛が3本 毛が3本 だけど 僕は飛べるんだ....フンフン♪♪」おばけのQ太郎の頭には毛が3本だが、その3本がいかに大事か思い知らされた。
 



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