2006/4/24

絹ごし豆腐  

 昨日のハンコック邸でのOFF会は、密度感のあるバランス良い音を堪能することができた。その音の良さは二つのゴールデンコンビからもたらされたものであるような気がする。そして、その二つのゴールデンコンビについて、それぞれ興味深い実験を行うことができ、OFF会をさらに有意義なものにすることができた。

 まず最初の実験は、Wilson AudioとSS-TW100EDとのコンビについてのもの。SS-TW100EDの有り無しでの聞き比べを同じソフトを使って行った。Akimitsu邸でもその効果に驚かされたが、やはり同じようにその効果にはただ「やはり・・・」と頷くしかなかった。

 「有り」で聞きその後同じ曲を「無し」で聞くと、音がスッと降りてくる感じがする。音の微粒子が飛散して浮遊する感じが無くなってしまう。音楽の神秘性が薄れ、地に足の着いた平坦な音風景に変わってしまう。

 3,4歳までの子供の背中には目には見えない天使の翼が生えているが、小学校に入学して以降はその翼はどんどん小さくなりやがて跡形も無くなってしまう。そんな時間の経過を一瞬にして見せられてしまったような気がしてしまう。

 第2の実験は、Mark LevinsonとJeff Rowlandとのゴールデンコンビについてのものである。実はハンコックさんがModel112を購入されたのはつい最近のことで、以前から使っていたPassのX150はラックに設置されている。そこで、この両者を聞き比べ、その資質を探ろうということになった。

 しかし、この両者外観が結構対照的である。Model112はクールにして繊細なデザイン。しかし手で天板を触れてみると予想以上に熱い。クールな外観だが結構熱いハートを持っている。一方X150はまさにアメリカンマッスルな印象。力強く、多少楽観的なおおらかな外観だ。音の印象もその外観に合い通じるものであった。低域の力強さや中域の厚みはX150のほうがあるが、音の繊細さや抜けの良さはModel112に軍配が上がる。良い悪いではなくどちらが好みであるかが選択のポイント。私の場合はModel112を間違いなく選ぶだろう。両者の違いの印象は「X150は木綿豆腐で、Model112は絹ごし豆腐」というもの。

 この二つのパワーアンプはどちらもCP比が高い。特にModel112はダイナミックオーディオの生産終了に伴う最終ロット特価により定価の半額程度にて購入されたとのこと、まさにお買い得。

ゴールデンコンビ<その2>
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