2006/4/5

精緻なインシュレーター  

 ローゼンクランツは強気である。新製品であるPB-REXWの謳い文句は「インシュレーター・ルネッサンスの真打登場」である。さらに「貸し出し試聴承ります。」とあるので、何週間か前に試聴申し込みのメールを送った。ほとんどそのことを忘れかけたころ、試聴用のPB-REXWが宅配便で送られてきた。

 早速取り出し、PREAMPに現在3点支持で使用中のNORDOSTのPULSAR POINTSとの比較試聴を開始することとした。PB-REXWは1個15,000円3個必要だから全部で45,000円、対するPULSAR P0INTSは1個4,500円なのでPB-REXWの3分の1以下。価格的にはPB-REXWに分があるように思われるが、価格が高いからといって必ずしも結果が良いとは限らない。

 試聴のために使用したソフトは、ハイドン:トランペット協奏曲変ホ長調 高橋敦(トランペット)。まずPULSAR POINTSのまま一度聞いて、PB-REXWに取り替える。すんなり取り替えられるかと思ったらPB-REXWは突起部分と窪み部分がとても滑らかに作られているため、滑りやすく安定性にかける。さらに方向性の指定があるため、気を使う。少し時間はかかったが、無事取替え終了いよいよ音だし。

 「ん、いまいち・・・」中低音にボリューム感が出る。中低音主導の音になってしまう。どっしりしていると言えなくもないが、中低音に引っ張られる形で高音の冴えが鈍ってしまう。トランペットの一種きらびやかな響きが少しくすんだ感じとなる。PULSAR POINTSに戻してみる。こちらのほうが良い。澄んだ高音の響きが戻ってきた。PB-REXWは使用機器および部屋との相性が良くないようだ。つくりは精緻でしっかりしている感じなのだが・・・明日返しておこう。

 しかし、このように貸し出し試聴に応じてくれるのは、とても良心的な対応だ。いくら雑誌で推奨されていても実際自分のシステムに組み入れて聞いてみないと本当のところはわからないものである。ちなみにAudio Accessory誌ではPB-REXWについて「音の淀みがなく、音楽がするすると流れる印象。アタックとリリースが明快で音速感が速い。低域がより深く伸び、描写が精密でかつ立体イメージの音場再現となる。」と紹介している。この文章だけ読むと、つい買ってしまいたくなる。

PULSAR POINTS VS PB-REXW
 クリックすると元のサイズで表示します



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ