2006/3/27

14:研ぎ澄まされたバランス感覚  

 今日はAkimitsu邸を訪問させてもらった。実は、オーディオを趣味としてから2年3ケ月になるが、他のマニアの方の音を聞かせていただくのは、初めてである。Akimitsuさんには先日我が家のシステムの音を聞いていただき、いろいろなアドバイスをもらった。そのときのアドバイスからして、相当音に対するバランス感覚の優れた方との印象を持った。きっとその音もバランスの良いものだろうと期待しての訪問となった。

 仕事を午前中で切り上げ、事務所のある国分寺から1時間程度で最寄駅に到着。待ち合わせ時間きっちりAkimitsuさん登場。下町の風情を残す商店街を歩くこと数分Akimitsuさんの自宅に到着。多少古びているが鉄筋コンクリート造りの建物で堅牢な構造。賃貸の集合住宅の場合、オーディオをする環境としては音漏れが最大のウィークポイントとなるが、この構造なら大丈夫そう。なおかつ、階下の部屋が劇団の稽古場とのことでそれほど神経質になる必要もないとのこと。

 早速リスニングルームに。6畳の和室の長辺にスピーカーをはじめとするシステムが整然と並んでいる。リスニングポイントとの距離はかなり近く、まさにニアフィールドリスニング。使用中のシステムは次のとおり。
 CDP:ROTEL RCD-991
 PREMAINAMP:FAST TL-S
 SPEAKER:Acoustik Lab Bolero grande
 SUPER TWEETER:SONY SS-TW100ED

 音を聞かせていただく前に電源関連の対策を一通り拝見。メインブレーカーから極太の屋内配線ケーブルを直出しし部屋までひき、サブのブレーカーを介して2系統の自作コンセントボックスへ、その各々からCDPとPREMAINAMPに電源供給。CDPにはダイナで見かけた某LAスタジオ製作ACケーブルが、PREMAINAMPには自作ACケーブルが挿してあった。(某LAスタジオ製作ケーブルは島田さんからモニター試聴中とのこと。)

 いよいよ音出し。最初はルターのレクイエム、これは先日我が家のシステムでも聞かせていただき、ぐっときたソフト。音の透明感が素晴らしい。澄んだ音場に雑味のない音が粒立ち良く奏でられる。全体のバランスも均整が取れている。音楽にすっと入っていける。私は音楽に惹きこまれるような「惹きこみ型」の音が好きだ。そのほうが、音楽に感情移入でき、感動できるからだ。オーディオとしての圧倒的なクオリティの高さで、迫ってくる音(私は勝手に「圧倒型」とよんでいる)は、オーディオ的快感に浸れ「すごい!」と唖然とさせられるのだが、音楽に感動することはあまりない。

 Akimitsuさんの音は「惹きこみ型」で、清澄にして透明、しかも温度感が低くない。かといって温度感が高くもない中庸な音色。寒色系、暖色系といった区分に当てはまらない、自然さがある。スピーカーの大きさからして沈み込むような威力ある低域は無理だが、全体のバランスがいいので不足感を感じない。

 続いていくつか、ソフトを聞かせていただいたが、KOKIAの「PEAL」から「歌う人」を聞いたとき、さらにぐぐっと惹きこまれた。声がほんとに素晴らしい。音楽に浸りきれる。「このソフト即行で買おう!」心の中でつぶやく。私の持参ソフトも何曲か聞いた。Maria Bethaniaの「lansa」は彼女の独特の声の質感が良く出ていてノリもいい。ハイドン「トランペット協奏曲変ホ長調」トランペットの音色が華美になり過ぎず、濃やかに奏でられる。想像していたとおりのバランス感覚の優れた音を聞かせてもらうことができた。

 その後の実験タイムでは、さらなるサプライズが・・・続きは明日。

フィンランドバーチ合板のボードに並ぶシステム
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