2006/8/11

アナログライク  

 今日は久し振りに島田さんのところへ行ってきた。試聴ラインナップは以下のとおり。島田さんが自宅用に導入を決めたCary CD306SACDがどのような音を聞かせてくれるのか、確認することが主たる目的で試聴させていただいた。

  CD Cary CD306SACD 
  PRE BAT KV-51SE 
  Power Classe CA-2200
  SP AVALON Opus Ceramique

 お店に入ろうとして島田さんと会話されている方と目が合い、「あっ!NAGRAさん。先日はどうも・・・」と挨拶。NAGRAさんも一足先に試聴されていたようである。奇遇である。こういう偶然は大歓迎である。三人でひと時のオーディオ談義。リスニングルームのリフォーム工事のことに話題が及ぶと、なんと島田さんも自宅のリフォーム工事をしたとのこと。今日工事が終わり清掃が済むので、セッティングはこれから始められるようだ。これもまた奇遇である。ほぼ同時期にリスニングルームのリフォーム工事をすることとなるなんて・・・こういったことを「共時性」というのであろうか?

 しばらくのオーディオ談義の後、2階の試聴ルームへ上がった。Cary CD306SACDはパッと見には、正直どうということのないデザイン、というよりデザイン的にははっきり言ってセンスが良いとは言えない。何かどっちつかずな感じで、第一印象はいまひとつ。しかし、音を聞いてその印象は大きく変わることに・・・

 最初に聞いたのはマーラー交響曲第2番第1楽章。肩肘張った感じの無い素直で自然な風合いである。音色が自然で心地よく耳になじむ感じである。特に弦楽器の潤い感や綺麗になじむ音色が素晴らしいと思った。木管や金管の管楽器の音も耳を衝くところがなく、ナテュラルな質感である。その音を聞いていて、無塗装の無垢の木の表面のような自然で暖かみのある質感だと感じた。情報量やエネルギー感についてはCary CD306SACDよりもあるCDプレーヤーはいくつもあるだろうが、この音の質感や音楽性を超えるものはほとんどないのではないかと思った。アナログライクという表現がピッタリくるCDプレーヤーであった。

 島田さんはこの音の質感は、CDプレーヤーとともに、AVALON Opus Ceramiqueが3年たってエージングが完璧に完了したことと、PREとPOWERの間に使っているAnalysis Plus Silver Oval In XLRが効いているとのこと。このケーブルは上手い具合にぬめり感というかクリーミーな質感をかもし出すのにとても効果的である、という話を聞いて嬉しくなってしまった。私もつい先日中古でこのケーブルを入手したばかりであるからだ。私の家でもその自然で肩肘張らない音の質感は充分感じ取ることができた。

 あとAVALON Opus Ceramiqueの音の変化にも結構驚かされた。相当歌うようになっている。音に深みと深い情緒感が折り込められている。依然はもう少しクールビューティーな印象があった。果実が熟するようにスピーカーも熟したようたようである。しかし、3年の月日が必要なのか?第1世代のシステムの要であったAVALON ASCENDANTは2年3ケ月で手放してしまったが、早まったのかもしれないと多少後悔の念にとらわれた。

 シベリウスの交響曲第2番や女性ボーカルも聞いたが、ますますその耳馴染みの良い自然な風合いに魅了された。システム全体の調和がとれた暖かみのある音は音楽にスッと引き込まれる居心地の良いものであった。



トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ