2009/12/5

1361:QUAD ESL  

 LINN LP-12をバージョンアップしてから1階のリスニングルームで音楽を聴く時間が長くなり、2階のQUAD ESLはしばらく開店休業状態であった。

 車と一緒でエンジンをかけないとそのポテンシャルが下がってしまうので、今日は久し振りに2階のリスニングルームで音楽を聴いた。

 まずはemm LabsのCDプレーヤーでCDを聴いた。マーラーの交響曲第2番第1楽章。第1楽章だけで20分を超える大曲である。全ての楽章を通しで聴くことはめったにない。一番好きな第1楽章のみを聴くことが多い。今日も第1楽章のみを聴いた。

 冒頭の低弦の峻厳な響きが心地よい。QUAD ESLは力強い低音は出ないというのが定説である。確かに迫力ある重低音という程に低い帯域までは出ない。しかし、アコースティック楽器が普通に出すくらいの帯域までは自然な感じで出るようである。

 大きな構成のマーラー交響曲第2番もコンサートホールのやや後ろ側で聴く位の感じであれば再現できるようである。がぶりつきの大迫力ではないのであるが、ちょうど良く全体を俯瞰できる。

 続いてアナログ。ブルッフのバイオリン協奏曲をかける。IMMEDIA RPM Revolutionはしっかりした構成力を有している。見た目的には確かに無骨である。LINN LP-12やROKSAN XERXES20と比べてしまうと美しいプレーヤーとはいえない。

 しかし、このメカニカルで硬質な構成は目が慣れてくると、これはこれでなかなか独自の魅力がある。そしてその音はゆるぎない。冷徹ですらある。LINN LP-12とは見た目同様対照的な存在である。

 2階のQUAD ESLを中心としたシステムは1階と比べると、音が飛んでくることはない。コンサートホールの後方の席で聴くときの音の質感を思わせる。

 1階のリスニングルールは8畳と狭い。狭いだけに音に近い。1階席のやや前方で聴くときの音の質感に似ている。

 二つのシステムを持つ必然性というものはあまり存在しない。しかし、二つあると良いこともあるような気がするのである。家族からの風当たりは強い2階のESLシステムであるが、どうにか維持したいものである。

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