2009/2/20

1071:ROKSAN  

 ROKSANは気になるメーカーである。今はターンテーブルのXERXES 20を中心としたアナログシステムを使用中である。ROKSANのデザインセンスはひとひねりある独特の英国調である。

 すっかり垢抜けているというわけでもない。どことなく素朴な風合いも残している。そのへんのバランス感覚がとても好きなのである。

 オーディオ専用ルームにあるアナログは2系統である。3つ並列に並んだクワドラパイアのラックの向かって左側はLINNのアナログシステムが、そして向かって右側にはROKSANのアナログシステムが納められている。

 真ん中のラックを挟んで両陣営が対峙する格好なわけである。その配置はどことなく2大政党が真っ向から対峙して座る英国の国会のようである。そして、よく同じレコードをLINNで聴いてからROKSANで聴き直すというようなことも行われる。

 今はカートリッジが両方ともBenz-Microになったため際立った個性の対立という構図ではなくなったが、従来LINNはZYX、ROKSANはLYRAというかなり対照的なカートリッジを使っていた。そのときは、まさに個性の競演といった風情であった。

 カートリッジが同じメーカーになったため、そういった大きな乖離はなくなったが、LINNは響きが豊かで明るめ、なんとなく「貴族的」という表現をしたくなる雰囲気がある。

 ではROKSANは・・・「貴族的」という言葉はイメージとして決して浮かんでこない。もっと地に足の着いたというか、着実でしっかり感のある音なのである。「庶民的」というわけでもないのであろうが、もっと生活に根付いたような質感の音である。派手さはないほうである。

 それはROKSANのデザインセンスとも共通するものがあるような気がするのである。大きさも比較的コンパクトで目立つ造形ではない。でも、よく見るとしっかりとしたセンスが垣間見え、穏やかな気分で長く使える、そういった機器である。



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