平成25年1月:睦月
第119回句会
平成25年1月27日(日)於:如水会館
画像を鳥閑さん、鈴蘭さんよりご提供いただきました。
ありがとうございます。やはりブログが魅力的になります。
鳥閑さん(撮影:神田久敬さん)提供
新年の江の島からの湘南の海です。
のびのびとした気分になります。
兼題 「どんど焼き」 「当季雑詠」
☆どんど焼き神は火の内鬼は外 鳥閑
なるほど、そういうことだったのですね。
☆ささやかな夢でもいいさ枇杷の花 鳥閑
6月になるまで待つさ枇杷の実
☆どんど焚く昇華させたき芯有りて 惟波
この芯とはなにか・・・色々と想像させる
☆左義長の火柱高く華となり 惟波
家の嫁と孫は平凡だけど左ギッチョウ
鳥閑さん(撮影:神田久敬さん)提供
☆哀楽も薄き煙にどんと焼き 一兎
「哀」は煙に流し「楽」はばっちり残したい。
☆どんどどどどんど祭りだどどどんど 一兎
これぞどんと
☆風下にまわりどんどの煙浴ぶ 摩天
煙が逃げるんです
☆青竹の爆ぜて(はぜて)どんどの火の荒ぶ 摩天
青竹爆竹ものの中で生き残った
☆どんど祭焼かれるままのへの字口 鈴蘭
深読みすると「への字」は女房のこと。女房が妬いているのかな?
☆どんど祭神酒降り注(そ)ぎ燃えはじむ 鈴蘭
寒いから早くして
☆どんど蔡暗闇の道帰りけり 素頓
痴漢に注意を
☆消防士ホース間近にどんど蔡 素頓
心配性の隠居のいる町内会
☆どんど焼き田舎野つ原ど真ん中 ゆめ
都会とはスケールが違う
☆人を待つ改札口に冬日入る ゆめ
なんとなく心が和みます
☆飾り上げ町内鳶の一仕事 泰山
兼題と認定しました
☆左義長やそろそろ良い国つくろうや 泰山
「左義長」ではなく「議長!」かも。
特別一句
☆どんど焼き新たな心そこにあり 一桂
心機一転
年末年始超多忙の噺家一桂さん。一句ですが投句しました。
その心根に◎をつけましょう。これからもよろしくお付き合いくださいませ。
西海さんが昨年で退会しました。大変淋しい事です。
でも何時かまた復帰なさると信じ、
西海さんのご多幸とご活躍をお祈りいたします


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