八月:葉月
平成24年8月25日(土) 於:新宿大久保「駒忠」
兼題:「朝顔」「当季雑詠」
今月も、ブログ管理の泰山の住む近所にて句会を開いていただきました。
遠路はるばるこころよりお礼を申し上げます。
今月も画像を写す余裕がなく、一兎さまよりのご提供をいただきました。
ありがとうございます。
☆咲き終えし朝顔地にも葉陰にも 一兎
咲き終えた朝顔をとらえた視点がいい。
☆朝顔や障子に朝のシルエット 一兎
う〜む、きれいな句だ
☆黒塀や朝顔伸びて下駄の音 鈴蘭
道具だてはそろった 登場はやはり粋な・・
☆しがみつく力残して蝉の殻 鈴蘭
自らを見つめた名句。異例ながら◎
(作者を男性と思い、少々句の理解が作者の思いと離れていた典型のコメントです)
☆地を這ふる朝顔の蔓天を向き 鳥閑
支えがほしい
☆朝顔の絞りの紺は昭和色 鳥閑
朝顔や昭和の色はセピア色
☆傘たたみ朝顔の垣くぐるなり 惟波
日傘ならグー
☆せめてもとテレビに開く大花火 惟波
ロンドンか隅田川か大曲か。マリーンスタジアムのロッテかも。
☆薄紅をさして朝顔今朝も待つ 摩天
いつもの人を待っているのね
☆紺碧の空や朝顔咲き競ふ 摩天
仰ぐ日輪光輝あまねく
☆朝顔を壁一面にエコライフ 西海
我が家はゴーヤ。
☆立秋や空は薄絹かけたよう 西海
つくつく法師何惜しむ
☆朝顔や小さき事は気にせずに 一桂
大きなことも気にしない
☆朝顔の花の100まで数へしが ゆめ
3以上は沢山と言う種族がいるそうです
☆千と咲き千と落ち行く槿かな ゆめ
一日花 昨日と違う花なのに同じに見えて
☆朝顔や炎となりし五色の輪 泰山
仏像の背景
☆貧しさの見本のように藪枯らし 泰山
金のなる木を植えましょう
素頓さまが舌の手術のため投句、選句ともにお休みでした。
さみしい句会でした。
次回には元気なお声が聞くことができますよう楽しみにいたしております。
残暑が厳しい、雨も少ない日々です。体力をつけましょう。

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