4月:卯月
平成24年4月22日(日) 於:新宿「お多幸」
今年は何時までも寒く、桜がなかなか咲きませんでした。
やっと咲いた桜。やはり綺麗です。日本の誇りです。
第109回 (これからは句会回数も明記します)の石の会ブログです。
兼題:「春灯」「当季雑詠」
☆山裾は淡く煙りて春の灯 惟波
良い句ですが・・・下五の読み方が・・・
☆戸を鳴らし妖怪飛ぶや春嵐 惟波
オバキュウだ
☆春灯や業のせつなさもてあまし 素頓
薄明りがセンチにさせちゃうのね
☆老年の今華やぎし桃の花 素頓
季語が良い。華やぐ老人万歳で
○
☆居酒屋の俳句談義や春灯し 摩天
挨拶句に拍手
☆劇場のはねて人波春灯下 摩天
駅へ行く人、飲み屋に行く人
☆震災の記憶新たに春灯 鳥閑
この日曜日、宮城県の南端海際「やまもと町」でさらに広大な被災地をみる
☆一輪の香の強きこと風信子 鳥閑
(原句:一輪の香の強きかな風信子)
すっきりした感じの句
☆春灯り並木通りの占い師 鈴蘭
好句。「春灯や」と軽く切った方がいいような気がします。
☆春灯やいよいよもって老眼鏡 鈴蘭
遅い方ですよ。次は歯、耳
☆春灯下犬猫まるく眠りをり ゆめ
どこかで見たような光景です・
☆レコードの曇り拭きをり花の夜 ゆめ
大川栄策のレコードか
☆春灯し雨ふる小道江戸しぐさ 西海
いい女!
☆春灯や湯の香漂う湯治宿 西海
これは素晴らしい。情景が見えます。
☆川舟の行くや春の灯求めつゝ 一兎
売ったり買ったりですか
☆春灯や水打ち終えし石畳 一兎
お待ちしております。
☆春灯り箱根路を往く上へ上へ 泰山
帰りは下へ下へ
☆飛花落花時のうつろい素直なり 泰山
去年の花時にもそう思いした。
最後の一枚は春の灯と花火です。 値千金の春でした。
今回の画像は、句会の状況報告です。
お酒は並んでいますが、結構メンバーはまじめに句会に取り組んでいます。
この姿勢だから、109回も続いているのでしょう。
ガンバレニッポン!! ガンバレ 石の会!!!
次回は、奥の細道吟行記となります。
ご期待ください。(句の出来はどうかな・・)

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