八月:葉月
平成23年8月27日(土) 於:新宿「ゐなか」
101回目の句会。
今回の会場は、石の会の定例会場と言っても良いほどお世話になったお店です。
今月で閉店との由。石の会はホームレスになってしまいそうです。
どこか良い所ないでしょうか。
兼題:「夏服」「当季雑詠」
☆ほどほどの歳を重ねしあっぱっぱ 鈴蘭
もう少しするとぽっぽっぽ
☆サンドレス少し派手めで丁度よし 鈴蘭
御意
☆頃はよしさても思案のアロハシャツ 一兎
最後の踏ん切りがつかない
☆留守居して試すピンクの半ズボン 一兎
男だったら気持ち悪いです。
(可愛いとの評価が結構ありました)
☆白シャツの見え隠れする木立行く 惟波
刑事に追われている
☆背丈越しゆり高らかにファンファーレ 惟波
鬱の気持ちが躁へと進めさせてくれる
☆あっぱっぱ銀座のママの午後一時 摩天
昼間はただのおばさんよ
☆漆黒の瓦礫の山に盆の月 摩天
ついでに雲と見違える煙まで
☆夏服の物干し竿で唄いをり 一桂
ジェルソミナの歌が聞こえてきます。
(コメントが理解できないとの声があり、問い合わせる。イタリア映画「道」のシーンを彷 彿されたとか)
☆夏服の今年はボタンがかからない 一桂
私も・・・
☆白服の影を宿せり池の端 素頓
文化センターがあったように思う
☆朝顔の染みる紫もやの中 素頓
幻想的です。靄に包まれた紫を「もや紫」という。「紫」は「し」という
(難解な句がコメンによりますます難解となり私の理解力では追いつけません)
☆足裏に砂の感触半ズボン 鳥閑
真面目な句です。
☆心太シャッター通りの角にあり 鳥閑
味の素と醤油で食べるのが一番好き
☆大伽藍なぜかそれなりサンドレス 泰山
これは上手い
☆被災松諸行無常の霊送り 泰山
「無常」で「無情」。南無阿弥陀仏
特に意味のない、泰山木の花。ささやかな自己主張・・・
次回を楽しみに。

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