5月:皐月
平成23年5月28日(土) 於:かこいや丸の内店
兼題 「マーガレット」「当季雑詠」
今月は、大震災疲れか出席者が4名という開催以来最低になりました。
その割には、4名で何時のようなあれこれたわいない言葉の応酬で、時を過ごすことが出来ました。次回は又元気な顔ぶれがそろう事を祈っております。なんたって100回句会ですから。
「マーガレット」は提案の素頓さんの青春と想いが一杯詰まった兼題です。
内容的に同じような雰囲気の句が揃いました。これも面白い句会となりました。
特に理由はありませんが、バラがきれいでしたので。
☆あの丘に今もそよぎしマーガレット 素頓
「今もそよぎて」のほうが自然なのでは?
☆笛の音やそよそよ唄うマーガレット 素頓
マーガレットをそよそよ歌うと表現した作者の感性
(流石、兼題出題者の句です。高得点を得ました)
☆マーガレットバルコニーキッスワンスモア 鈴蘭
やられた
☆復興の頼り嬉しきマーガレット 鈴蘭
火事になっても、ふられても、スカーレット・オハラは凄かった。
栄田は水だから・・ (栄田って?コメントが少々判り辛かった)
☆精一杯陽に顔上げてマーガレット 惟波
そして日焼けするのだ
☆芋の芽の生きる力をくり貫きぬ 惟波
芋名月と栗名月を目指して
☆マーガレット大海原に白き船 摩天
マーガレット号の出航
☆青春のフォト一輪のマーガレット 摩天
人生の大事な一場面
☆紅さしてマーガレットは変わりけり 一兎
少女から大人になりました。(同じようなコメント3名より)
☆畝立てる肩にはらりと竹の秋 一兎
鋭角的で留まらず (コメントが意味不明です・・畝を鋭角に作るという意かも)
☆七回忌マーガレットを供へけり 鳥閑
早いね。また11回忌がやってくる。
☆立ち話微かに揺るるマーガレット 鳥閑
もうそろそろやめてよ・これはストップサインです。
☆玄関でマーガレットが迎へをり 一桂
ほほえむがごとし
☆飯を食ふマーガレットの花の中 一桂
花より団子。ともあれ一句できました。
☆マーガレット陽の満つ朝の日曜日 泰山
中七がいい。さわやかな好句です。
☆浅草はいとど明るく夏に入る 泰山
いついっても楽しいですね。
大震災で人出が途絶えてい繁華街にやや賑わいが戻ってきました。
被害地への応援は、経済効果が必要。むやみな自粛は被災地復興資金にも影響
があるとか。みんなで日本を盛り上げましょう。
次回は、第100回の句会になるようです。
どのような名句が生まれるかわたしには厳しいけれど、楽しみでもあります

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