3月:弥生
平成22年3月27日(土) 於:国立「籠太」
石巻から素頓さんが参加。またゲストとして泰山の友人の鈴蘭さんも参加。
ひときわ賑わいのある句会となりました。
吟行ではなく、そぞろ歩いて、石の会発祥の地、国立一橋大学構内を見学しつつ、青春の懐かしき思い出話に花が咲きました。桜の名所といわれる国立駅前通りの桜はまだ2分咲程度でしたが、句を詠まなくても良いという気軽で大笑いの道中でした。
句会開始の時間まで余裕があり、谷保天満宮へ足を伸ばすこともできました。
落ち着いた武蔵野の面影が色濃く残る学舎。
石の会の皆様の学習能力の高さはこのような環境から培われたのだと納得できます。
兼題:「東風」「当季雑詠」
☆街角の稲荷は東風の通り道 鳥閑
街角の稲荷と言えば、卯波の近くにありましたね。その卯波が復活したと言う噂です
(今のところ確認はできておりませんとか・・)
☆雪柳二日続きの休肝日 鳥閑
季語と休肝日は関連無いところが妙に面白い
☆銀の波カモメの東風に逆らわず 素頓
カモメの東風?
☆後悔の毛筆走る東風の夜 素頓
後悔の毛筆って?詫び状か、日記か・・?
☆朝東風やきのう津波のありし浜 摩天
昨日の騒ぎと打って変わって東風の朝は・・
☆東風吹くやのどやかにして摩崖仏 摩天
木枯らしの頃は仏頂面だった
☆頃はよし野菜爺さん東風連れて 一兎
花咲爺さんポチつれて
つい東風をポチをしたくなってしまう のどか
東風ではなくポチの間違いじゃないのでしょうか。
(以上似たものコメントです)
☆どこそこへ行くだれそれや東風の朝 一兎
面白い認知症気味ではあるが・・
☆強東風や尻尾乱れし飛行雲 惟波
光景が良く見える好句。中七がうまい。
☆黄旗あげ強こちの中母は立つ 惟波
岸壁の母二葉百合子もついに引退
☆強東風や云いだせぬまま時は過ぐ 泰山
どうせ言い出したとろこで風に遮られるだけさ
☆添い寝する犬に遠慮し春の闇 泰山
戌年の男だったりして
今月も飲み・語り・笑いの一を過ごさせていただきました。
素頓さん、遠路はるばるのお越し、お会いできてうれしゅうございまし。
鈴蘭さん、おつきあいありがとうございました。
これに懲りずに是非今後もご参加くださいませ。
お二人の写真を使わせていただきました。
ありがとうございます。

3