第3回「奥の細道」吟行
平成20年7月19日〜21日
山寺・山刃伐峠・分水嶺・封人の家・尿前の関・鳴子温泉・鳴子峡・
最上川・羽黒山・湯野浜海浜・象潟・酒田・
を、3日間かけての吟行である。
素頓さんに今回もかなりのご面倒をおかけし、一同ただただ感謝の行程でした。
それにしても、暑い〜〜がまずの感想。梅雨も空梅雨との事。最上川も水量が減っているとか。滔々たる流れに見えましたが。
鳴子峡にて。渓谷は現在立ち入り禁止となっており、散策できません。
景色に見とれながらも、流石、石の会。しっかりと俳句は詠んでいます。
☆山寺の黒金の屋根夏日さす 摩天
☆夏深し山刀伐峠を百歩ほど 摩天
☆夏の浜入墨男活歩せり 摩天
☆分水嶺右も左も草いきれ 鳥閑
☆上るほど紫陽花の青極まれり 鳥閑
☆湯煙のホテルの女将合歓の花 鳥閑
☆寂しさや真夏の海の暮れしとき 素頓
☆湯の浜やくもりのままに陽のくれる 素頓
☆夕暮れの海水浴場モツ煮食う 素頓
☆夏木立5重の塔を守りけり 一兎
☆山寺を登る人影蝉いまだ 一兎
☆緑一色最上の岸の赤鳥居 一兎
☆青田原単線二両ディゼルカー 泰山
☆遠山は芒となりたる朝曇り 泰山
☆みちのくの海のんびりと合歓の花 泰山
まだまだ、書きたい事はありますが、このあたりで幕を閉じます。
すでに来年の計画も検討中とか。鬼がきっと大喜びしている事と思います。
石の会の皆様、充実した、笑いの途絶えない吟行をありがとうございました。
麻入汰さん・惟波さん・そして均光さん、
ご一緒できるときを楽しみに致しております。

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