3月:弥生
平成20年3月27日(木) 於:新宿「ゐなか」
兼題「種」「当季雑詠」
☆連山や種まく人の影法師 摩天
効率は悪いが日本農業を守れ
☆種馬の毛並つやめく春の園 摩天
出番を待っている種馬の雄雄しさよ
☆縁戚の少なき通夜の菜種梅雨 一兎
少子化の行く末を案じる。「菜種梅雨」が決まった。名句です。
☆乗せられて雨読晴耕種選び 一兎
今では満たされた毎日です。はい
☆種芋にまた会おうねと埋める子ら 均光
このガキたちは残酷ネ!その会える時は今の私でないのよ。
☆花曇ロケット飛び出す種子島 均光
これは意表をついた「種」。発想のユニークさに○
☆春嵐や命の種の飛びかいて 素頓
命あってのものだね。
☆春待てず静かに店をたたみけり 素頓
実は道路拡張で補償金たんまり
☆友くるる薬包みの花の種 惟波
粉薬の包みですね。なつかしい
☆木蓮の白き灯明宵の空 惟波
景がよく見える。美しい絵画を見ているようです。リズムもいいです。
☆朧月恋の火種にこと欠かず 鳥閑
幾つになっても恋の炎を燃え立たせる事は大事。で首尾は?
☆種馬の暴るるごとく春嵐 鳥閑
ハリウッドの種馬、シルベスター・スターローン
☆種まきて実のなるまでの夢となる 泰山
大きくても小さくても夢は夢
☆芽柳やいつもの道にいつも犬 泰山
犬がいるからまる
今年の桜は長い間楽しめました。
息抜きの桜です。
3月のお題「種」、季語ではないのに、おかしな句を詠んでしまいました。
経年劣化という言葉が身に合ってきてしまいました。
4月はしっかりと詠まねば、と決心しております。
果たして、その出来はいかがかな・・・


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