2月:如月
平成20年2月26日(火) 於 新宿「ゐなか」
兼題「春浅し」「浅き春」
「国立科学博物館前の鯨模型」(参考画像)
春浅き博物館の跳ぶ鯨 泰山
☆春めく灯風車ゆっくり風を切る 均光
ひねもすのたりのたりかな。「風を切る」という表現がいいです。
☆春浅し三日ばかりのプチ湯治 均光
三日ですと、我が家ではロングバケーションです。
☆早春の風の悲しみ天を舞う 素頓
降りてこないでいいよ〜
☆早春の淡き恋なり影帽子 素頓
早春でも恋は熱く燃やすべし
☆その声はなつかしき声春兆す 摩天
余計なことかもしれませんが修復は無理だと思います。
☆春めくや乳首ふくみつ眠る稚児 摩天
少子高齢化への有力な応援句
☆早春やどの木も待つの徴(しるし)あり 惟波
かなりハイレベル、洗練された句をみました。どうもこういうのに弱いのです
☆早春の陽(よう)受け干す手伸びらかに 惟波
公園のトイレにいってきたんですね。「もっと光を」」で乾かそう
☆早春の夕べ千倉の花囲い 一兎
花より美女を囲いたし
☆図書館は白髪禿頭早春賦 一兎
暖かいと老人の行くところは限られます
☆春めきし小道無言の老夫婦 鳥閑
ああ、はやくこうなりたい
☆国産の野菜探しや建国日 鳥閑
「紀元節」とすれば◎
☆春めきてややも濃くなる花の色 泰山
ついでに図々しい厚化粧
☆地球てふ青き宇宙に春は立つ 泰山
地球という蝶蝶か
又も、難しい季語だった。と言い訳しきり・・
どんな季語でも詠むとなると難しい事がやっと判明。
次回は、季語ではなく、言葉とする。
「種・胤」を入れて詠むという、これも又困惑しそうである。
乞う!ご期待。

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