平成20年1月19日(土) 東京お台場にて
お台場と一般には言われている地域は、港区、品川区、江東区に広がる造成地です。
ユリカモメという新交通システムの「お台場海浜公園」に集合。ひとりの遅刻者の無く
寒い寒いと口々に言いながらも早速お台場散策へと出発しました。
まずは、「台場一丁目商店街」:昭和30年代を再現した商店街
懐かしい駄菓子屋さん風の店、紙芝居屋さんの実演。今流行の「三丁目の夕日」を
楽しめる場所となっています。しかし、石の会の会員はそれよりは、フジテレビへの興味が強く、さっさと通り過ぎ、テレビ局へと行ってしまいました。
フジテレビの展望室にて、眼下の光景に感動し、見学コースをあれこれ言いながら通過
とても俳句を詠む雰囲気ではありません。
一休みの後、潮風公園へ
ここで初めて、俳句的脳が活動しはじめたメンバー。
だんだん口数が少なくなり、句がまとまってきた様子です。
会場の三十三間堂に到着。
いつものように、吟行句の句会をするかしないか一悶着し、いつものように3句詠んでの句会と落ち着く。しばらくは静寂な時が流れ、全員が投句を終わり、5句選句とする
お台場の冬陽の放射飛行雲 素頓
【一兎作】
☆暮れなずむ潮風公園春隣
☆初句会群れてお台場一丁目
☆大寒の台場へ行くやゆりかもめ
(まだ大寒ではないとの講評あり)
【鳥閑作】
☆冬の潮夕日の落つる埠頭かな
☆寒風の姿テレビは映しえず
☆小寒や台場一丁目は水の上
【摩天作】
☆厳寒の台場に淡きサンセット
☆凍雲に沈みゆきたる夕日かな
☆お台場や酒の肴の初句会
【均光作】
☆冬なぎに静かにゆれる宗谷丸
☆冬晴れにカモメにゆられ台場行く
☆寒さ避け昭和の街をめぐりたる
【素頓作】
☆お台場で会えて嬉しい冬吟行
☆一丁目の忘れし夢や冬ざれて
【泰山作】
☆昼の月タンカー船の航路凍ゆ
☆何求め人は集まる初鴎
☆飛行機の落つるが如く冬の空

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