平成19年12月15日
忘年会を兼ねての句会が開かれる。
句会にあたり、石巻から素頓さんが上京、参加する事となり、では吟行もしようと
欲張りな企画を立てる。
その報告記です。
*行程
JR南千住改札にて集合。集合時刻に一人の遅刻もなく集合。
延命寺・小塚原刑場跡・首切り地蔵→回向院→千住大橋(芭蕉矢立初の地)
→素盞雄神社→日光道→円通寺→三ノ輪都電駅→早稲田→演劇博物館
→大隈銅像→大隈講堂→夏目漱石生誕の地碑→神楽坂
以上を4時間かけて廻りました。
句会会場に到着。何時もの事なれど、吟行句会を開くか否か迷う。
真面目な少年のようなメンバーは最後には覚悟を決め、3句投句、5句選となる。
☆小塚原冬陽に優し地蔵かな 素頓
☆冬紅葉早稲田に続く神田川 均光
☆治郎吉とお伝肩寄せ冬木立 摩天
☆小春日や手押し車の老婦人 鳥閑
☆荒川線冬日眩しき優先席 一兎
☆花八つ手ちょうずの水のとめてをり 泰山
「惟波さんの選句」
冬紅葉早稲田に続く神田川 均光
次郎吉とお伝肩寄せ冬木立 摩天
小春日に芭蕉渡りし橋を行く 均光
花八つ手ちょうずのみずのとめてをり 泰山
ひたすらに歩いた街の冬明り 泰山
まさに、小春日というのがぴったりの天候ではありましたが、小春日は11月の春のように穏やかな日をいうとか。昨今の温暖化をつくづく感じる吟行日でした。
麻入汰さん、惟波さんと吟行にいける日を楽しみに、来年もよろしくお願いいたします


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