前回の記事に続き、アフリカの妖怪(エジプト除く)を並べていきます。
2015/7/3の記事で、アフリカのジャングルにいる"人間妖怪"の「
さかさ男」を紹介しておりますが、かの水木しげる大先生も、妖怪名は「
アシャンティ」と異なるものの、恐らく同じ妖怪をコミカルに描かれておりますので、一番手として紹介しましょう。
「さかさ男」の仕打ちで、手足逆さで生きるより、魂を食われる方がいいかも。
ということで、今回は水木先生によるアフリカ妖怪を続けます。次は『
世界の妖怪大百科』からです。上の「
アシャンティ」も同書からですが、その他にアフリカ各地の妖怪として「
イブリース」・「
ワニつき」・「
マーリド」(秘密会議などを姿を消して盗聴するという精霊)が掲載されております。尚、解説からして下の「
ワニつき」の図画は、「
ワニつき」の人を殺して、ワニの姿になった"人"であろうと推定されます。
同じ姿が見えない妖怪でも、日本の「影女」は風情がありますね。
次は、『
世界の妖怪百物語』から「
頭蓋骨男」。地獄にいた頭蓋骨だけの「
頭蓋骨男」が地獄の友人達から身体パーツを良いとこ取りしながら色々と借りる事でパーフェクトヒューマンに変身し、アフリカのとある町の美しい娘と結婚します。その後、「
頭蓋骨男」の故郷である地獄に2人で出向いた際に、友人達が貸した身体パーツを取り戻したため、元の頭蓋骨だけに戻ってしまったというストーリーです。
お相手の娘はどうなったかというと・・・ 娘が「
頭蓋骨男」の家で老齢の姑の世話をしながら暮らしていましたが、姑が親切にしてもらったお礼に、娘を人間界へ帰してあげたとさ。
次はトレーディングカードゲームの『
水木しげるの妖怪伝』から2つ、空飛ぶ象の姿をしたケニアに棲息する幻獣の一種「
アエロファンテ」とシエラレオネの湿地帯に生息し、二枚貝のような外骨格をもつ奇怪な珍獣「
ミコストリウム・ブルガリス」です。
"発見された"ってあるけど、本当だったら大事件ですやん。
アフリカ妖怪の最後は、前回記事と同様、『
あにめたまえ! 天声の巫女』からで、「
ブルトゥンギン」さんです。ナイジェリアに伝わるハイエナ人間で、獣人「ワーハイエナ(
Werehyena)」の別名ともされています。
・・・にしても、お尻は大き過ぎでしょ。

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