「
アマビエ」などの予言系妖怪が登場する事で、本ブログでもしばしば引用している4コマ漫画『
桜田です!』、その1月27日掲載分で、「
アマビエ」が"書き初め"をしようとする場面がありました。時期的には少し遅いのですが、この状況下において、満を持しての行動でしょう。下の画像はそのコマ(部分)を、文字を"書いた後"に変えたものです。
さすがの「アマビエ」もコロナの収束時期までは、解らないようであります。
上記は日本妖怪が日本語の文字を書したケースですが、
2011/11/13の記事にあるような「
天狗の詫び証文」のように、解読が困難な"妖怪文字"も残されております。その他の例としては、文政七年(1824年)七月、赤坂の村木五郎左衛門さんの家に残したとされる妖怪の文字です。『
丹屋受罪』と書いてあるとの事ですが・・・。
私ごときでは、判るのは「や」だけです。
次は、江戸時代後期の国学者である
平田篤胤の代表的神道書の一つ『
仙境異聞』から。
天狗の世界を体験した寅吉少年が模写したとされる「
天狗の字」です。
"ミミズの這ったような字"とは、まさにこんな字。全く読めません。
さて、「
アマビエ」の"書き初め"に戻りますが、この時のシチュエーションは"願い事を書こう"でありました。慣例的にはお正月に関係あるワードや1年の抱負を書くことが多いと思うのですが、中にはHな事を書いて、即実行してしまう方もおられるようです。文字と言うのは、お札や呪符のように、神秘的な力を持っているのかもしれません。
どうにも、止まらなくなったみたい。きっと呪いに違いない。
Hな文字を書くのではなく、読んだり見たりするだけで、妖しい気分になってしまうケースもあります。『
性語辞典』という図書がその一つ。そっち系の事に興味深々な2人が、その文字列によって惑わされてしまいます。
てか、『性語辞典』という本が実際にあるって事が驚きです。
文字の妖力、恐るべし!

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