2007/7/4
私が社会人になって
2年目くらいの職場旅行
呼子に行きました
そこそこ宴会をしても
(最近は行ってないから知らないけど)
旅館にゲームコーナーがあるわけでない
もてあました若いモン数人で夜の港を散歩
夜の港。なーんにもない
しばらく歩くと
どういうわけか喫茶店があった
早速入る
しかーし
そこは喫茶店風情の入り口とは裏腹に
スナック兼酒場兼喫茶店
カウンターでは数人のオッサン達が酔っぱらっている
なかには「その筋」のような怖そうな人も
我々は小さくなってボックス席を陣取りコーヒーを飲んでいた
ふと気づくと
隣の席は
あーら懐かしい
デスクタイプのゲームの筐体(筐体)
*インベーダーゲームとかのアレです
そのゲームにひとり取り組む不似合いな美人
でも、システムが分かっていないらしく
ゲームオーバーばかりして何度もコインを入れている
そこで私は(まぁ多少はスケベ心もあったでしょうが)
女性に声をかけ
「こうやるんですよ」と教えた
女性は「あぁそうなんですね。そうか、そうか」とか言いながら
ゲームをやり直す
私が横で「そうそう上手、上手」とか言ってると
カウンターに座っていた
いちばん怖そうなお兄さんがやってきて
「別にお前が教えんでもよかよ」
と低い声で私に言う
私は一緒に来てた数人の男女に
「もう出ようか」
全員「そうしよ」
ただちに店を出ました
帰り道
誰もが優しく
無言でした

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