2006/12/2
「007 カジノ・ロワイヤル」を見に行きました
封切り日というのにガラガラでした
チケット買うとき「何御覧になりますか?」「ぜろぜろせぶんお願いします」
と言って買ったものの
館内放送で「だぶるおーせぶん」と言ってたのでちょっと恥ずかしかった
さて今回の007は大好きなピアース・ブロスナンが降板して新しい俳優
本国ではこのキャスティングにブーイングが起こったそうな
007というとショーン・コネリー以降、黒髪に濃い顔というイメージがあり
ちょっと違う、という感じではあります
ストーリーはおいといて
今までの007を踏襲しているところとそうでないところを分けてみると
ここからネタバレです
ご注意
(Ctrl+Aで読みやすくなりますが・・・)
007らしからぬ部分
★冒頭のタイトルバックが女性のシルエットではない
*でもアニメ調はいっしょ。このアニメ調のタイトルバックってワクワクしません?
★映画全体のムードがシリアス。おちゃらけてない
★荒唐無稽な秘密兵器が出てこない
★だからかQが出てこない
★スペクターの秘密基地みたいなSFっぽいセットがない
★カーチェイスがない
★キスシーンで終わらない
007らしいところ
★例の半音階のバックミュージックが流れて、自分が見てる映画が007と分かる
*Em→Em+→Em7→Em+かな?
★アクションが「痛い」:40年前の007から殴り合いのシーンが非常にリアルでこっちまで痛くなってくるリアルさは健在
★女好きである
★瀕死なのに、もの凄く強い。致死量の毒盛られたのにすぐ回復する
とまあ、一所懸命考えても
今までの007とはかなり違う映画です
しかし、ネットでも評判がいいわけ分かります
面白いのです
冒頭のモノクロシーンのノワール調
タイトルバックが終わって
メインストーリーになってすぐのアクションシーン
いつまでするの、ってくらいもの凄く長いです
でも、めちゃくちゃ手に汗握ります
ストーリーはありきたりです
でも演出がいいのか編集がいいのかメリハリのある映画です
映画館で見る映画たりえます
ちょっと自分的に???なのは
ボンドの「恋愛」が描かれますが
これがちょっとしつこい
このせいでか2時間24分の長尺
長いです
その後のジェームス・ボンドの「性格」を決定づける必然性を描きたかったんでしょうけどね
ボンドが恋する相手はとても魅力的でキャラクタ上は破綻はない
だから、このテーマが気に入る人も多いはず
だって映画なんて完璧に人それぞれだから


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