大学の話題で思い出した
入学式の時偶然隣に並んでたことから卒業まで友人だったF君
私は実家から通ったのですが
F君は下宿(食事がつかないので正確には間借り)住まい
そのF君
今で言う「片づけられない症候群」のはしりで
四畳半ひと間に住んでいましたが
その四畳半に入ると
中央にコタツがあり(1年中!)
まわりの部分は誇張抜きに
まったく畳が見えないくらい散らかっていました
おまけに本棚の本がすべて、その畳に散乱し
丸まったティッシュの間にお金も散らばっていました
トドメは壁に飲み干した缶コーヒーの空き缶が数百個積んでありました
F君の四畳半の畳は
「本棚」兼「燃えるゴミ箱」兼「財布」兼「燃えないゴミ箱」等々だったのです
F君の部屋に入ったら、まず座る場所を確保するためゴミをどかす
一緒に出かけるときはF君はゴミの中からお金を探す
ついでに「空き缶2〜3本持って出てくれよ」と頼まれる
彼は布団があるにもかかわらず1年中コタツで寝る
夏はもちろん電源はいれないけどコタツで寝る
もちろん私もつき合わされました
食事は朝は食べずに昼は学食でうどん
夜はほとんどカップ麺
2年生の終わりに数ヶ月入院しました
・・・・・・・
そんなF君も無事卒業し
数年経って結婚するので披露宴に出て欲しいとの連絡
私は是非ともスピーチをしたくて懇願
(当然上の話をしたくて)
でも実際スピーチしたのは
当然だけど小学校からの友人
しかし
その友人のスピーチで
「随分長いことF君の自家用車の色は黒と思っていましたが
ある日白い車に乗ってるので『車換えたの?』と訊くと
『いや、車買って初めて洗ったんだ』と答えました」
「おまけに、車って洗わないと、損傷が激しくなるらしく、F君のその車は天井に雨ざらしのせいで穴が開いていました」
「そんなモノグサな男がよく嫁さん見つけたもんです」と
要するにエピソードには欠かさなかったってことです
久しぶりのマウス画です
ゴミ類はくたびれて描かなかっただけで、実際は畳は見えなかったのです

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