shall we dance ? 追記
主人公のジョンは弁護士。とは言っても長年、他人の遺言作成ばかりしてきた。つまりたくさんの人々の人生の総括を手伝ってきた
ジョンのモノローグのシーン「客は遺言の作成が終わった時『もうこれでもう終わりですか?』と問う、僕は言う『あとはあなた次第ですよ』と」
ジョンはキャリアウーマンでもある妻とすれ違いが多く、淡々と毎日を過ごしている。特に不幸せでもなく。むしろ幸せに
でも、映画は問いかける「ジョン、君の『君次第とは?』」と
ジョンが新しい経験に踏み出すことで、少なからずいろいろな人々に波紋を広げていく
最初浮気を疑う妻だったり、コーチのポリーナだったり、教室の仲間たちだったり
以下ネタバレですが
終盤、ジョンが妻に、何故ダンスを習っていることを告げなかったかを語る
「僕の人生の一番の幸せは、君が幸せだということだ。でも僕はそれ以上を望んだ。そのことが君を傷つけると思ったんだ」と
妻は探偵に向かって言う
「夫が生きたという証人は私なの」
「夫婦は全てを見守っていくもの」と
だからこそジョンは妻に謝るのです
心優しき勘違いだったから
この映画は登場人物すべてが「いい人」というハッピーで癒しの映画であるだけでなく、教えてくれる映画でもあるのです
「あとはあなた次第ですよ」と


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