【twitter】2011年5月以前
世界に立つ者は、もはや宗教家ではないだろう。宗教心持った一般者だろう。人々と異なる言葉を発せず、人々と異なる生活感を持たず、人々と異なる特別な地位に立っていない者だろう。
一般者として発せられる香に隠された、気付かれることのない何かによって成されるだろう。
時代を救う者はその言葉と行動を広く知らしめることになるが、現代の情報化社会は極めて効率的にこれを実現することができる。
しかし、以前の時代にあっては、生の声、言い伝え、言葉という今に比べれば極めて非効率的ではあるが、歴史を刻む中で神格化され、強い衝撃を伴うものへと進化していく可能性があった。
判断基準に独自性・固有性・自主性があると勘違いするほどの高い知性を有する人々の増加はそう簡単に特別な存在を認めることはしない。教師への評価を見ても簡単に推測される。
成功への分岐点の選択、前進の継続など「固有の悩み」と勘違いもする判断への適切な指導、未来の予測をする人がまずは力を得、それが急速に広がっていくのかもしれない。
ただ、現生利益に尽きる行いは、正しさの創出にはならず、世界に立つ者とはなれない。

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